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カスタムマシン
2022.08.21

2%ER/YAMAHA SR500/No.304

取材協力 : ツーパーセンター

写真 : 曲渕真介  

文 : 小川伸晃

2%ER/YAMAHA SR500/No.304

※2019年11月6日の記事を再編集しました。

チョッパーに土系テイストをトッピング!

オリジナリティあふれるカスタムを数多く手がけ、今や国内のみならず海外からも注目を集めるツーパーセンター。同店が手掛けるカスタムは、チョッパーであれ、カフェレーサーであれ、どのスタイルにおいても定番では終わらない、自由で独創的なアイデアが詰まっているが、今回紹介するマシンにもそういったショップの個性が存分に発揮されている。

10cmフォークジョイント&15cmロングインナーチューブで大胆にロングフォーク化されたフロントをはじめ、シッシーバーやリアのハードテール化、さらにジョッキーシフトなど、本格的なオールドスクールチョッパーに仕上がったこちらのマシン。これだけでも十分な完成度だが、それだけで終わらないのがツーパーセンター流だ。フロントタイヤにはあえてブロックタイヤを履かせ、エキゾーストはショートのショットガンマフラーをチョイス。さらにハンドル周りには雰囲気満点のジャックトレイシーウインドシールドを装備することでチョッパースタイルの中に土系テイストをミックスさせ、より個性あふれる仕上がりとなっている。

気になる乗り心地だが、オーナーのポジションに合わせたシートやステップのポジショニングを行い、さらにシートのスプリングもオーナーに合わせて細部まで調整することで、見た目の印象からは想像もつかないほど疲れにくく快適な走りを実現している。実際に夏の北海道ツーリングを問題なくこなしており、快適性は折り紙つきだ。

ルックスだけでなく、走りやオーナーのバイクライフまで考慮する……そんなツーパーセンターの技術とセンス、そしてカスタム哲学が存分に詰まった1台だ。

[Detail]

ハンドルはストリートローバー。マシンアクセントになっているヴィンテージ感満載のジャックトレイシーウインドシールドにも注目だ。

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タイヤは定番の縦溝ではなくあえてブロックタイヤをチョイス。チョッパースタイルに驚くほどフィットしている。

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スポーツスタータイプのフューエルタンクは、フレームに合わせてホワイトにペイントすることでマシンに統一感を持たせている。

ショットガンマフラーはワンオフで製作。短めの菅長とマフラーガードが、どこか土っぽさを演出している。

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ワンオフのシートは本革仕様のベーツタイプソロ&ビリオンの組み合わせ。スプリングの絶妙な調整により、ハードテールながらも快適な座り心地を実現している。

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より本格的なオールドスタイルを楽しめるオリジナルジョッキーシフト。ボルトオン仕様で、気軽にスタイルチェンジを楽しめるのも嬉しいポイントだ。

[Custom Spec]

スポーツスタータンク/ベーツタイプ本革ソロシート/ピリオンシート/5.75ベーツライト/ジャックトレイシー ウインドシールド/ビーハイブテールランプ/ストリートローバー/フランダースレプリカライザー・ショーティー/10cmフォークジョイント/15cmロングインナーチューブ/チークバー/”リジットライン”ボルトオンハードテール/H型アルミリム/リア16インチキット/FCR 39φ/ミッドハイジョッキーシフトキット/ワンオフマフラー ……etc.

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