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カスタムマシン
2022.09.04

Wedge Motorcycle/1998 YAMAHA SR400/No.310

取材協力 : ウェッジモーターサイクル

写真 : 編集部  

文 : 小川伸晃

Wedge Motorcycle/1998 YAMAHA SR400/No.310

※2020年5月24日の記事を再編集しました。

肩肘張らずに楽しめるSRスクランブラー

独創的なカスタムセンスで様々なカスタムショーのアワードを獲得し、今やSRカスタムシーンの中でも重要なポジションを築くウェッジモーターサイクル。同店の特徴の一つが、余分なパーツを極限まで取り払ったシンプルなスタイリングだが、今回紹介するマシンにも、そんなショップの強みが存分に発揮されている。

スクランブラースタイルにカスタムされたこちらの1台。各部に目を向けると、シート下のスカチューンをはじめ、配線のハンドル中通し加工など、スタイリングを作り出す上で無駄な箇所を徹底的に排除しているのがわかる。加えて、灯火類などの各種パーツを小ぶりなものに換装し、リアフレームはループ加工を施すことで、元々シンプルなスタイリングを持つSRを、さらにシンプル&コンパクトに見せることに成功している。フューエルタンクの落ち着いたカラーリングと、ブラウンのシートの組み合わせによるどこかレトロな風合いなど、おしゃれなカラーリングセンスも健在だ。

決して奇を衒わず、オーナーが長く乗ることを考えて、細部まで丁寧に作り上げたこちらのマシン。派手さこそないものの、気軽に乗れて、毎日乗っても飽きない。むしろシンプルだからこそ、乗れば乗るほど味が出る……まさに日々の相棒と呼ぶにふさわしい1台だ。

[Detail]


ハンドルはMXバーに換装。定番のミニスイッチ化に加え、配線をハンドル内に通すことで極限までハンドル周りをスッキリと見せている。

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ヘッドライトはベーツライトでトラディショナルな雰囲気を演出。小ぶりなサイズ感がマシンとマッチしている。

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フューエルタンクは純正だが、取り付け位置を加工することでマシンをコンパクトに見せている。ウェッジらしいポップなカラーリングにも注目だ。

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スクランブラーらしい肉厚なシートはワンオフ。カラーはブラウンをチョイスすることでレトロな雰囲気を醸し出している。

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メカメカしすぎないCRキャブレターが、全体の雰囲気を壊すことなく、マシンと見事に調和している。

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エキゾーストはステンレス製、サイレンサーは3インチのスーパートラップ。ショートサイズをチョイスすることでマシンをよりコンパクト&軽快に見せている。

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ステップは土系カスタムらしくフットペグに換装。マシンの完成度を高めている。

[Custom Spec]

エキゾーストパイプ:ステンレスサイレンサー:3インチスーパートラップキャブレター:KEIHIN CRヘッドライト:ベーツライトテールランプ:ミニテールランプ(ガラスレンズ)ウインカー:ラバーウインカースピードメーター:ミニメーターミニスイッチ、配線ハンドル中通し加工/シート:ワンオフ/フューエルタンク:取り付け位置加工/リアフェンダー:ワンオフ/リアサスペンション:IKON/Fタイヤ:4,00-18/Rタイヤ:4.00-18/ペインター:Wedge ……etc.

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