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2022.01.27

BEETRAD/1982 YAMAHA SR400 “street scrambler.C”/No.323

BEETRAD/1982 YAMAHA SR400 “street scrambler.C”/No.323


取材協力:ビートラッド
写真:編集部 文:佐賀山 敏行

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カフェーレーサーとスクランブラーの融合……ビートラッドの流儀が光る

SRだけでなく、ネオクラシックやリアルクラシックモデルにも強いビートラッドがデモマシンとして製作したのが、こちらの1台。

 

1982年式……つまり初期型SR400をベースにしたもので、純正19インチホイールはそのままにブロックタイヤを履かせ、さらに軽快なイメージのマフラーやワンオフタンクを搭載。そのスタイリングはスクランブラーを思わせるものとなっている。

 

しかし、さらに詳細を見ていくと、上品なダブルシートやルーカス純正ヘッドライトなど、カフェレーサーらしさも感じさせる。スクランブラーの荒々しさよりも、ヨーロピアンの気品が先立つ意匠となっているのだ。

 

ビルダーの清水さんの言葉を借りると「近年カフェレーサーやスクランブラーといったスタイルが人気になるなか、両者はなかなか相容れない存在でした。両者を取り入れたいといったオーダーをしていただけるお客様が多かったこともあり、今回、SR400のコンセプトですが、あらゆるジャンルの融合を主題において制作いたしました」とのこと。

スクランブラーとカフェレーサーだけでなく、全体的にはブリティッシュな雰囲気を持ちながら、シートやマフラーはイタリアンを思わせる点などは、まさに「あらゆるジャンルの融合」というコンセプトに相応しい。

 

それでいて、ごちゃごちゃ感は皆無で、スッキリした車体に仕上がっているのはビルダーのセンスによる業といえるだろう。

 

そして、このマシンで見逃せないのがエンジン左側に見えるセルモーター。そう、このマシンではセルスターターを採用し、スイッチひとつでエンジンが始動できるのだ。

 

SRの魅力のひとつにキックスタートがあることは否定しない。しかし、SRにはキックスタート以外にもたくさんの魅力があるのだから、オーナーが選択肢としてセルスタートを選べるのは嬉しいことだ。

 

クラシカルかつ上品にまとめつつ、セルスタートという“隠し球”まで用意されたビートラッドのデモマシン……同社のセンスとカスタムに対する姿勢がよくわかる1台といえよう。

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