つぎはフロントの足周りを整備していきますね。
キャスティングブレンボのダブルディスク仕様です。まずはキャリパーの点検。
ブレーキピストンを揉み出してクリーニング。 ピストンにキズやサビ、段つき磨耗が無いか確認できればグリスアップして組み戻し。
ブレーキパッドは残量や片減りがないかなどを確認してから清掃、角の面取り、グリスアップして組み付けです。
左右のキャリパーの点検が終れば
ブレーキフルード交換とエアー抜き作業のためにフロント周りをジャッキアップします。
このときにフロントフォークのオイル漏れやステムベアリングの動きも点検しておくんです。
ブレーキフルードの交換、エアー抜き作業をするためには、このくらいの傾きで、
ブレーキマスターの角度が大切になるので、ハンドルを左にきったときに180°よりもすこし傾けてキープします。 こうしないとエアーが抜けきれなくってめっちゃ危険ですよ。
ってことで毛布で養生しながらマスターキャップを空けて
フルード交換とエアー抜きです。 エアー抜き作業はブレーキマスターから遠い側からの作業が基本。
この車輌は左側のキャリーパーからエアー抜き作業をしていきますよ。
でね、この時点でオーナーT本くんからタイヤ交換の返事が来たので交換です。
T本くんはずっとGT601だったんだけど、今回は気分転換。
ハンドリングがシャープでグリップ感が長持ちするって評判のミシュランのパイロットアクティブにしてみたいってことで履いてみました。 どんな感じか楽しみですね!
スポークを増し締めして
バランス取り。
ベアリングの状態なんかを点検していきます。
で、リアホイールをもういちどバラしてタイヤ交換。
ドライブチェーンは適正な張り調整をしてからグリスアップです。 これでひとまず足周りの点検が完了しました。