取材協力:ランプサイクル
文:佐賀山敏行
※2015年11月18日の記事を再編集しました。
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福岡市のランプサイクルによる1台は、いま、高い注目を集めるヴィンテージモトクロッサー=VMXスタイルにまとめたもの。
ベースとなったのは2001年式SR400なのだが、フロントブレーキをあえてドラムに換装。ビンテージ感を醸し出すとともに、ハンドル周りをシンプルに見せることにも貢献している。ハンドルバーはワンオフで、錆加工を施すことで雰囲気を高めている。
足周りに目を戻すと、リアホイールはキャストを装着。前後にホイールタイプを変えるのはガレージビルド・カスタムやチョッパーなどでよく見られる。このマシンでもそうすることで、単なるオフロードカスタムではなく、あくまでもストリートセンスを取り入れたカスタムであることを主張しているのだ。
美しいラインを描くエキパイや戦闘機をイメージしたフューエルタンクのグラフィックも注目のポイトである。
流行のスタイリングながらも、ランプサイクルならではのオリジナリティーをしっかりと反映させた“唯一無二”の1台。カスタムマシンとは、こうでなくてはならない!