9月に入ったのに、まだまだ暑い日が続く2023年……はっきり言って異常だ。油冷エンジンは暑さにめちゃくちゃ弱い。いや、油冷というか、80年代のGSX-R750が弱いんだけどね。
この年代の750スーパースポーツってば、サーキットをいかに速く走るかが最重要なので、信号待ちや渋滞なんて一切考慮されていない。だからちょっと停車しているだけでも、どんどん油温が上がっていってしまう。
オイルクーラーに電動ファンでもつけてくれれば良いのだけど、そんなことしたら車体が重くなるからもちろんNG!! そもそもサーキットをグルグル走り続けるんだから電動ファンなんていらないしー……ってなもんなのだ。
つまり、油冷エンジン搭載のGSX-R750は夏が大の苦手。しかもこの酷暑である。走ってなんていられない。
というわけで、この夏はまったく動かさなかったGSX-R750だけど、さすがに9月に入れば大丈夫でしょー! と、お馴染みIWさんと朝飯ツーリングを敢行。今回はIWさんがホストとなって、コースを設定してくれた。
で、決定した行先は茨城県にあるビーフライン。気持ちの良いワインディングで、日帰りツーリングでも人気のスポットである。
大泉ICから外環に入り、さらに常磐道を北上。見ての通り、GSX-R750はハンドルが低くて遠い、いかにも80年代なライポジ。腰痛持ちの僕にはとっても辛いものなので、定期的な休憩が必要だ(笑)。
早速、常磐道・守谷PAで休憩。写真右に写っているのがIWさんである。何やらスマホを見ているが……
スマホを見ている。
やっぱりスマホを見ている。
じつは、インカムとのペアリングがうまくいかず、ナビの音声が聞こえてこないんだそう。IWさんのNinjaにはスマホホルダーはなく、音声だけが頼り。
ちなみに今回のホストはIWさんなので、当然ながら前を走るのはIWさん。僕はついていくだけなので、IWさんをひたすら見守る(笑)。
水戸北スマートICを降りたあとも、やっぱりインカムの調子が悪いということで、ひたすらインカムとスマホをいじくりまくるIWさん。
僕は缶コーヒーを買って、まったりと休憩。するとついにIWさんが「サガヤン、ナビ使えない?」と聞いてきたが……断固拒否(笑)。この日は先導車の後ろをまったり走ると決めているのだ。今さら先頭なんて走りたくない!
というか、「ビーフラインまでの道のりってややこしいの? 調べた?」と聞くと、「調べてない」とのこと。というわけで調べてみると、1回曲がるだけの簡単な道のり……。
ナビなんていらないじゃんw
先頭を無事回避し、IWさん先導で再出発!!
ところが、しばらく走ると信号で急に右折するIWさん。何事かと聞いてみると、「ナビが聞こえるようになった! で、右折って言うから曲がった」とのこと。
(道なりに走って、1回左折するだけって確認したんだけどなー。人間はすでに、我々が思っている以上に機械やコンピューターに支配されているのかもしれない)と、人類の行く末が急に心配になった僕であった。
というわけで、googleナビのおかげで(笑)、無事に到着。ここはビーフライン入り口にある「物産センター 山桜」。ツーリングライダーの休憩ポイントにもなっているようで、朝9時過ぎにもかかわらず、たくさんのバイクが駐車していた。
しかし、食堂はまだやっていなかったので、朝飯にはありつけず。そのままビーフラインをひた走り、国道沿いの某ラーメン店で朝飯となった。ちなみに写真は撮り忘れました、ハイ(反省)。
その後は水戸ICから常磐道、外環と進み、大泉ICを出て流れ解散となった。
……と、ここまでは順調だった。しかし、都内についた時には気温はおそらく30℃超え、しかも渋滞!
我がジスペケ君のエンジンはギブアップ。家まであと10kmもないところで、仕方なくクールダウン休憩を余儀なくされたのであった(苦笑)。
くそー! 早く涼しくなれー!!