取材協力:キャンディーモーターサイクルラボラトリー
写真:編集部 文:佐賀山敏行
※2016年5月11日の記事を再編集しました。
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2015年の横浜ホットロッドカスタムショーや2016年のジョインツでSRフリークたちの注目を集めたのが、キャンディーモーターサイクルラボラトリーによる1台。フロント21インチホイールに前後トライアルタイヤ、スイングアームをRZ250純正に換装し、カンチレバー化したことで、トライアル車やモトクロッサーを思わせるスタイルとなっている。しかし、そこはキャンディー! ただのオフロードカスタムとは一線を画すディテールが、絶妙なのだ。
外装に目を向けると、フューエルタンクとシートカウルは、それぞれアルミをベースとしたワンオフ。コンパクトかつエッジの効いたデザインが、OSSAやBULTACOといったヨーロッパ製マシンを思わせる。それでいて、シートのカウルの長さなど、きっちりとカスタム感を演出している点も見逃せない。そして同店・横山さんによるペイントは素晴らしいのひとこと! PUCCI柄をイメージしたということで、女性ウケも良さそう!?
また、ハンドルバーやエキパイなどもワンオフで製作。スクエアライトは縦置きで、マシンの細さをさらに強調するディテールとなっている。
これまでにない、まったく新しい自由な1台……ビルダーが持つ柔軟な発想とスキルが存分に発揮された良作といえるだろう。