取材協力:オレンジブルバード
写真:編集部 文:佐賀山敏行
※2017年6月16日の記事を再編集しました。
カフェレーサーとパフォーマンスアップの絶妙な両立を得意とするオレンジブルバード。その真骨頂といえるのが、ここに紹介する1台だ。
SRをベースとしたカフェレーサーを作るとき、ブリティッシュやイタリアンなど、ベースとなるビンテージモデルを意識して製作されることが多いが、このマシンは何かを模したわけではなく、あくまでも“SRの”ビンテージカフェレーサー。フューエルタンクは同店オリジナル・アルミロングタンクを使用し、シートにはスティンキー製タイプ3をチョイス。さらにビキニカウルがアクセントとなり、オリジナリティーを高めている。
ルックスだけでなく、パフォーマンスもアップしているのがオレンジブルバード流。キャブレターはFCRで、排気量は510ccにアップ。さらにカムシャフトにはヨシムラ製ST-1を投入することで、パワフルな走りを実現している。ヘビーフライホイールによる重厚な乗り味も見逃せないポイントだ。
いま、“大人のSR”として純正ルックが注目されているが、やはりSRカスタムの原点はカフェレーサー。それを再認識させてくれるCOOLな1台である。