取材協力:メイドバイスリーティー モーターサイクルズ
写真:編集部 文:佐賀山敏行
※2017年7月11日の記事を再編集しました。
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チョッパーからトラディショナルカフェ、さらにハイパフォーマンスと、あらゆるスタイリングのカスタムをハイクオリティーに仕上げるメイドバイスリーティーによる1台は、豪奢な足周りとオレンジを基調としたグラフィックが眩しいカフェスタイルのマシンだ。
コンセプトとして掲げるのは「ハイテック・カフェレーサー」。ペイトンプレイス製セパレートハンドルやブルックランズ製フューエルタンクがわずかに純粋なカフェレーサーの名残を持ってはいるが、スイングアームやホイール、さらにブレーキやエンジン周りの仕様を見る限り、このマシンが只者ではないことがよく分かる。また、フロントフェンダーを廃したフロント周りやワンオフで製作されたシート、そしてACEWELL製スピードメーターがマシンのオリジナリティーに拍車を掛け、見た目も走りもハイパフォーマンスに仕上げられているのだ。
また、冒頭で書いた通り、オレンジメタリックの外装も見逃せない大きなポイント。オーナーの要望は「派手にしてほしい」だそうで、凝ったグラフィックがその要望にみごとに応えている。
派手なグラフィックに目を奪われがちだが、そのじつ、高いパフォーマンスと美しいルックスを両立させたメイドバイスリーティー。独自のセンスとそれを形にする技量に感服、である。