取材協力 : キャンディーモーターサイクルラボラトリー
写真 : 井上 演
文 : 小川伸晃
※2018年04月03日の記事を再編集しました。
革新的なカスタムを発表し続けている同店を語るうえで欠かせないのが、ハイクオリティなペイントワークだ。今回紹介するマシンも、そんな同店が誇るペイントワークの魅力が存分につまった1台となっている。
ハーフカウルにナロータンク、TTシート、そしてセパレートハンドルと、王道のパーツチョイスによって構成されたこちらのマシン。これだけを聞くと何の変哲もない定番のSRカフェレーサーだが、このマシンを平凡な1台に終わらせないのが、グリーンを主体としたド派手なペイントだ。ギラギラとしたキャンディフレークの質感に加え、サイケデリックな美しいデザインは存在感抜群で、思わず目を奪われること間違いなしのクオリティとなっている。また、前後をローダウンし、ロングスイングアームを投入することでドラッグテイストを取り入れたシルエットを獲得している点にも注目! そのグラフィックと相まって、存在感をおおいに高めることに成功している。
カスタムにおいて、ペイントワークの持つ重要性はパーツチョイスやフレームワークに匹敵し、マシンの個性を表現するのに欠かせない要素である……そのことを改めて感じさせる1台だ。