※2018年8月10日の記事を再編集しました。
2010年の登場以来、巷にも広く浸透しているF.I.モデルだが、先入観や食わず嫌いもあり、フルカスタムとなると未だ実例が少ないのではないだろうか。そんな中、F.I.モデルをベースに、硬派なカフェレーサーを製作したのが、福岡県北九州市を拠点とするカスカーダだ。
前後ホイールはエキセルリムに換装。17インチにサイズダウンし、リアサスペンションは高性能のナイトロン製にすることで、よりスポーツ走行を楽しめる仕様となっている。加えてブレーキ周りはブレンボ&サンスターという王道の組み合わせで、制動力もアップ。また、エキゾーストはF.I.モデルとの相性も良いグリーンティオリジナルマフラーをチョイス。性能アップはもちろん、長い管長のレーシーなフォルムは外装上のアクセントにもなっている。フューエルタンクとサイドカバーはあえて純正を使用することで、全体のレーシーなシルエットの中にSRらしさを色濃く残している点も見逃せない。
SRの良さであるトラディショナルな雰囲気を生かしつつ、各部性能を向上させることで、SRカスタムの正常進化とも呼ぶべき正統派カフェレーサーを作り上げたカスカーダ。F.I.モデルでもここまで出来るということを証明した天晴れな1台だ。
サイドマウントされたヘッドライトはルーカスタイプ。バフがけによる美しい輝きが高級感を演出している。
デイトナ製セパレートハンドルに、ブラックカラーが印象的なトップブリッジはボアエース製。カッチリとしたスタイリッシュなコクピットだ。
ブレーキはブレンボ&サンスター。ホイールはエキセルリム17インチと、足周りはハイパフォーマンス系王道パーツで構成されている。
美しく輝くエンジンが存在感大。加えて、マウントスライダーがレーシーな雰囲気を醸し出している。
シートはペイトンプレイス製のセミダブルシートをチョイス。ホワイトのパイピングがアクセントになっている。
レーシーな雰囲気満点のグリーンティオリジナルマフラー。F.I.モデルとの相性もバッチリだ。
リアサスペンションはナイトロン製。リザーブタンクなしのシンプルなフォルムがマシンの雰囲気とマッチしている。
車体左側には車体制振ダンパーを装備。走行時の振動が緩和され、より快適な走行が楽しめる。
エキゾーストパイプ:グリーンティー テックサーフ/ヘッドライト:ルーカスタイプ/テールランプ:ルーカスタイプ/ウインカー:ヨーロピアンタイプ/ハンドルバー:デイトナ/トップブリッジ ボアエース オフセット/ミラー:POSH スタジアムラウンド/スピードメーター:純正/タコメーター:純正/Fブレーキキャリパー:ブレンボ/Fディスクローター:サンスター プレミアムレーシング/Fブレーキホース:アクティブ/Fマスターシリンダー:ニッシン ラジアル/Rブレーキ:純正/シート:ペイトンプレイス セミダブル/ステップ:クラフトマン/フューエルタンク:純正/フロントフェンダー:ペイトンプレイス/リアフェンダー:ペイトンプレイス/サイドカバー:純正/フロントフォーク:純正/三つ又:ボアエース オフセット/リアサスペンション:ナイトロン/スイングアーム:純正/Fホイール:RKエキセル(リム幅:3.00/径:17inch)/Rホイール:RKエキセル(リム幅:4.00/径:17inch)/Fタイヤ:ダンロップ TT900GP(サイズ 110-70)/Rタイヤ:ダンロップ TT900GP(サイズ 140-70) ……etc.