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カスタムマシン
2022.07.28

Custom House STINKY/1996 YAMAHA SR400/No.290

取材協力 : カスタムハウス スティンキー

写真 : 井上 演  

文 : 佐賀山敏行

Custom House STINKY/1996 YAMAHA SR400/No.290


※2018年12月5日の記事を再編集しました。

歳を重ねても宝物であることに変わりはない……大人のオートバイ。

40年の歴史のなかで、様々なジャンルの流行り廃りが繰り返されてきたSRカスタム。最近では「純正ルック」や「70年代スタイル」が人気だが、その一因としてSR乗りの平均年齢が上がってきたことも否定できないだろう。カスタムとはオーナーやビルダーの個性の演出に他ならないのだが、しかし同時に個性を求めるゆえに派手さや奇抜さに頼りがち……結果、カスタムにはどこか「子どもっぽさ」というイメージが漂ってしまう。そこで、カスタムでありながら初期型らしさ・純正らしさを求めるスタイルが大人のライダーを中心に支持を集めているのだろう。

しかし、十分に個性を求めたフルカスタムであっても、大人が満足できるSRがある。それを証明してみせたのが、ご存知、カスタムハウス スティンキーである。

まずは外装に目をやると、フューエルタンクは同店オリジナル・タイプ10アルミタンクとシングルシートタイプ3の組み合わせ。ロングタンクに短いソロシートはスポーティーな雰囲気をおおいに盛り上げる。ハンドルはもちろんセパレートタイプ。砂型トップブリッジがライダーの気分を高揚させる。AJS用レーシングビキニカウルはスポーティーながらも、愛嬌のあるルックスがとんがったカフェレーサーイメージを和らげる。この辺りの絶妙なさじ加減は、流石スティンキーといったところか。

さて、足周りはフロントを19インチ、リアは18インチで、Hリムをチョイス。マシンの質感を高めている。また、オリジナル・ロングスイングアームが車体シルエットと乗り味を大きく変えている点も見逃せない。

こうして完成したマシンは、車体全てに手が入っていながら奇抜さは一切なく、まさに飽きることなく乗れる「一生モノのカフェレーサー」。酸いも甘いも知り尽くしたベテランライダーをも納得させる秀作だ。

[Detail]


フロントカウルはAJS用レーシングビキニカウルを加工して装着。アルミタンクとのコントラストも注目すべきポイントだ。

 


トップブリッジは同店オリジナル砂型タイプを装着する。デイトナ製スピードメーターが中央に鎮座する。

 


美しい曲線を描くアルミタンクは、同店オリジナル・タイプ10。

 


シートももちろん同店オリジナル。シンプルななかに手作りの表情を見せる逸品である。

 


メガホンマフラーは試作品。バックステップはコワースだ。

 


同店の人気アイテム・オリジナルスイングアームは、ロングタイプをチョイス。リアサスはクラシカル感を高めるヘイゴン。

 


ドラムブレーキには肉抜き加工が施され、レーシーなイメージを高める。ガンメタに塗られている点も見逃せない。

 


定番かつ上品さに溢れるリアのセットアップ。

[Custom Spec]


エキゾーストマフラー:試作メガホン/キャブレター:CRφ38/ヘッドライト:ニュートン レンズ/テールランプ:BRS/ウインカー:CB72タイプ/電装ボックス:オリジナル 砂型バッテリーケース/トップブリッジ:オリジナル 砂型/ミラー:ハルシオン/スピードメーター:デイトナ/オリジナル シングルシート タイプ3/ステップ:コワース/オリジナル アルミタンク タイプ10/オリジナル クラシカルスタビライザー(アルミフェンダー付き)/リアフェンダー:WM/AJSレーシングビキニカウル(加工)/リアサスペンション:ヘイゴン/オリジナル ロングスイングアーム/Fホイール:エキセル H型アルミリム(1.85-19インチ)/Rホイール:エキセル H型アルミリム(2.15-18インチ) ……etc.

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