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特集
2019.04.18

ESSAY…井上ボーリング 井上壯太郎/「今また東京でバイク。なんかいいみたいですよ」

ESSAY…井上ボーリング 井上壯太郎/「今また東京でバイク。なんかいいみたいですよ」

どうも最近都内を走るバイクが昔より少ない気がします。一時警察の駐車違反の取り締まりが異様に厳しかったことなどの理由があるとは思いますが、でも、僕は今あえて都内を走るのがちょっといいような気がしています。

バイクに乗っておでかけ、というとどうしても山や海や地方に向かってしまいがちですが、バイクで都内を走り回るっていうのも時にはいいんじゃないかなあ、と思い立ちました。

昔は当たり前のように都内を走っていたものですが、そういえば僕もしばらく都内を走っていませんでしたね。

ひとつの理由はいっとき警察の2輪の駐車違反に対する取り締まりが異様に厳しくて、しかもバイクを停められる駐車場なんてその頃はどこにあるのかよくわからなかったので、都内にバイクで出かけるのが億劫になってしまった時期がありました。

でも、それからだいぶ時間が経ち、大きな施設にはバイクを停められる駐車場を整備したところが増えてきましたよね。また、警察もあまりにもキビしい駐車違反取り締まりはやめるっていいだしたようです。

参考:
2018年4月16日に警察庁から各都道府県の警察に「自動二輪車等に係る駐車環境の整備の推進について」という通達を出しました。
通達の原文はこちらです。
(参考URL:https://www.npa.go.jp/laws/notification/koutuu/kisei/kisei20180416.pdf

というわけで、久しぶりに実際に都内を走ってみることにしました。都内の2輪駐車問題の実地検証です。とか真面目そうなこと言ってますけど、ほんとうはそれを口実にiB Ladyでたまらなく魅力的な多井子さんを誘い出して都内で遊ぼう、というのが真の目的であることは言うまでもありません!(笑)

まずは新宿で待ち合わせ。新宿でちょっと探してみたところ、割と自分が行くのに便利なところにバイクを置けるところはいくつもありました。クルマでもよく行く東口のサブナード。そして待ち合わせた西口では地下の公共駐車場。それから都庁の下にもバイク駐車場がありました。

都庁の駐車場からはすぐ近く、京王プラザのカフェ「樹林」で多井子さんとフレッシュジュースを飲みながら今日の取材の打ち合わせ。

どこへ行こうかな、と考えて「六本木ヒルズもバイク駐車場はあったよね。あのハリウッド美容専門学校の向かいのところ。」

などと、最初は六本木を目指そうと相談してたんですが、急遽原宿の「ルッソキャフェ」に目的地が変更になりました。

原宿はどうだろう。

iPhoneで調べると、東郷記念館や表参道ヒルズもバイク駐車可能でした。今回はヒルズに置いて原宿を散歩がてらルッソキャフェまで歩くことにしました。

新宿・六本木・原宿はOKとして、銀座はどうだろうね、と銀座SIXを調べるてみると、こちらも「クルマ・バイクをご利用の場合」なんて書いてるから停められそうですね。お!銀座SIXはバレーパーキングができるって書いてあります。

おもしろい。バイクもバレーパーキングできるんでしょうか?僕一度やってみたいんですよ。ホテルとかにBULTACO SherpaTかなんかで乗り付けて「バレーパーキングで頼むよ!」って!(笑)

以前、恵比寿のウェスティンホテル東京に泊まる機会があって、事前に電話で「バイクをバレーパーキングしてもらえますか?」って問い合わせたら、係の人達が真剣に検討してくれた上で、でも丁重にお断りされてしまいましたけどね~。ははは。(笑)

ということで、こういう大掛かりなデートスポット的なところだと、だいたいバイクの駐車場も準備がありそうですね。

料金は様々です。例えば表参道ヒルズは時間にかかわらず1日1,000円でした。

新宿の西口駐車場だと30分210円でしたね。

まあ、確かにもったいない出費のように思えますけど、バイク乗りもそこはあんまりケチケチしないで駐車料金くらいはちゃんと払うつもりで都内にでかければいいんじゃないでしょうか。

っていうのもバイク駐輪場はどこも結構空いてたんですよ。駐車スペースがなくて困ることはなかったです。

以前のようにバイクだったらどこにでも平気でただで止められた時代を知っている人には、バイクを停めるのにいちいち駐車場を探したり、おまけに駐車料金を取られたりっていうのがどうしても馬鹿バカいしいように感じられるのもわかります。

でも、時代がかわったんです。

スマホでちゃっちゃっと調べることができますから、駐車場の確認だけしてから都内に行けば安心です。

特に彼女とタンデムでバイクデートに行くなら、そこはちゃんと駐車料金など気にせず払って、ちゃんとした駐車スペースを確保しないとカッコがつかない、と僕は思いますよ。こそこそと空きスペースを探して停めるなんてカッコ悪い。

表参道ヒルズの係りの人なんて、相手がバイク乗りでもちゃんと恭しく誘導もしてくれるし、出て行く時も「ありがとうございました。またご利用ください。」って丁寧に送り出してくれますよ。やっぱり気分はいいですよね。

ほら、バイクに乗っているとなんとなく周囲から冷たい目てみられている感じ、迫害されている感じがしませんか。ところがちゃんとした扱いを受けると、都市が自分たちを受け入れてくれているっていう感じがしてちょっと心が満たされます。

ということで、今回平日の午後都内を走った感じでは、バイクの駐車場がなくてどうにも困る、ということはないようです。

まあ、あんまりたくさんの靴や洋服などをショッピングをするには、バイクでタンデムするのは向いてないかもしれませんが、指輪やピアスとかをプレゼントするだけなら、問題ないでしょ。

ショッピングじゃなくて美術館めぐりとか、体験型の施設(チームラボとか)、新宿御苑を散歩するとか、そういうのだったらバイクで行くのがこれからの季節一番気持ちがいいんじゃないでしょうか。彼女にとっても新鮮だと思いますよ。でも、絶対安全運転でね。怖がらせちゃうのは最低ですよ。(笑)

それにしてもうちのSRちょっと排気音が大きめなんですが、街中で多くの方が信号待ちで立ちつくすのをしり目に新宿大ガード下を排気音を響かせて走り抜けていくの、少しだけ気持ちがよかったです。すいません。(^^;;;

「エンジンで世界を笑顔に!」(株)井上ボーリング

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協力:(株)井上ボーリング

著者プロフィール

(株)井上ボーリング
井上 壯太郎(いのうえ そうたろう)
創業63年、(株)井上ボーリング代表。エンジンのついた乗り物が大好き。仕事もエンジン、遊びもエンジン。トライアル・モトクロス・ロードレース。バイク以外ではボートを使って水上スキーやウェイクボード。現代世界はエンジンでできているのです!

 
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