取材協力:ナインゲート
写真と文:SAGAYAN
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僕の愛車1号機「Rural Racer」にはCRキャブが入っている。アクセルワークに対してダイレクトにパワーが出る感じはとても面白いのだが、いかんせんレーシングキャブレターのため、セッティングがシビア……。
本来なら走行ごとに気温や湿度などを見てセッティングをしなければいけないキャブレターなのだが、流石にそんなことはできず……だけど、それでも春と秋の年に2回はセッティングを変えたいところ。ところがズボラな僕は、結局、昨年の6月にナインゲートでセッティングを合わせてもらってから放置していた。
まるっと1年経って、季節も前回セッティングしてもらった時と同じ。ということは、もうセッティングをする必要はないんじゃね? なんて思っていたのだが、最近、妙に調子が悪い。半年前の冬よりも明らかに調子が悪い。クラッチミートした瞬間(つまり低速域)に明らかにパワーが落ちるのだ。
世の中、やっぱりそんなに上手くはできていなんだなぁ……と思いつつ、ナインゲート細井さんに連絡。お店に持って行って、診てもらおうと思ったのだが……なんと当日、エンジンはなんとか掛かるのだが、モウモウと黒煙を吐く! そして、いざ走り出そうとするとすぐにエンジンストール。
ダメだコリャ……と早々に諦めて、細井さんにSOS。自宅に引き取りにきてもらった。
さて、お店に到着。まずはキャブの様子を見るためにエンジンをかけてみる。
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こもったような排気音。そしてアクセルを開けると、バフっと黒煙が……。
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プラグのチェック。予想通り、真っ黒くろすけ。
ちなみに、プラグは真っ黒だと燃料が濃すぎで、白いと薄すぎ。
さらに目安として、プラグの真ん中がメインジェットの状態を表していることが多く、周りはスロージェットの状態を表していると細井さん。周りの方がより黒っぽいので、(あくまでも目安ながら)スロージェットに難ありの可能性がありそうとのこと。クラッチミートの瞬間にパワーダウンするという症状にも合致している。
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ということで、キャブレターを見ていく。まずはフロートのガソリンを抜く。
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CRキャブはレーシングキャブレター。すぐにセッティングを変えられるように、メインジェットはすぐに変えられるようになっている。
とりあえずメインジェットを外して、番手を確認。現状は♯120。
今回は全体のセッティングを見直すため、さらにキャブレター本体をバラしていく。