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2023.01.15

BeeLine Moto用ステーと油温計をmy GSX-R750に装着!

取材協力 : ナインゲート

写真・文 : 佐賀山敏行

BeeLine Moto用ステーと油温計をmy GSX-R750に装着!

ナビがないとやっぱり不便!

僕の新しい愛車となった88年式SUZUKI GSX-R750は、スズキがやる気満々出したスーパースポーツだけに“走る”以外の機能を本当のホントに排除した潔すぎるモデルだ。

そのくせ、黎明期のスーパースポーツだけあって、ハンドルが低くて遠く、だけど旋回はリア荷重と乗りにくかったりする(笑)。でも、そんな乗りにくさも「自分が乗りこなしてやるぜ」とバイク乗りにありがちな『Mっ気』を妙にそそる、なんともイカしたバイクなのである。

まぁ、走りに徹しているのはいいのだが、やっぱりナビくらいは欲しい。

ところがこのマシン……ハンドルとアッパーカウルのスペースがギリギリで、スマホをつけるスペースが一切ないのだ! ナインゲート店主・細井さんに言われて、ハンドルを左右に振ってみると、たしかにギリギリ!!

余計なスペース(=カウルを大きくする)はレースの邪魔……いや、それはわかるんだけど、もうちょっと余裕が欲しかった。だけど、そもそも当時はスマホなんてないし、バイクにナビをつける発想なんてなかったんだから、仕方がないっちゃ、仕方がない。

「こりゃ諦めるしかないか」と思っていたのだが、よくよく見ると……

カウルのステーにBeeLine Motoのステーがつけられるんじゃね?

BeeLine Motoとは、僕がXR BAJARural Racerにつけているコンパクトナビ。とっても使いやすいのでおすすめだ!

BeeLine Moto公式HP

いまXR BAJAにつけているミラー用マウントをココにつけられると思ったのだ。

ちなみにそのステーがこちら↓↓↓↓

写真はBeeLine Moto公式HPより

ちょうどナインゲートにオーダーしていた油温計が入荷したとのことなので、細井さんに相談してみよう!

 

事情を説明すると「ふむふむ……」と細井さん。早速、僕が持参したマウントのサイズを測り、ステー周辺のスペースを測る。

結果「マウントの後ろ部分が入らないですね」とのこと。がーん!! いくらなんでもタイトに作りすぎだよ、スズキさん(笑)。

あまりにもショックを受けている僕を見て不憫に思ったのか、しばらくGSX-R750を見ていた細井さんがおもむろにBeeLine Moto本体を持ち……

「ステーを作って、トップブリッジにつけられるようにします?」。

おぉ、細井さん、あなたは神か! そのアイデアで行きましょう!!

 

というわけで、早速作業に取り掛かる細井さん。鉄のパイプと小さい板を切ったり、穴を開けたり、削ったり。

 

「車体を置いていってくれたら、きれいに仕上げますよ」と言われたが、「今日乗って帰る!」という僕のわがままのため、サクッと作ってくれた。

「とりあえず、こんな感じ」……おぉ、テンションが上がる! OKです、細井さん!!

 

サビ予防を兼ねて、缶スプレーでブラックに塗装。

乾くのを待つ間に……

油冷エンジンには『油温計』が必須!!

油温計の取付けだ。

チョイスしたのはデイトナ製AQUAPROVA(アクアプローバ)。シンプルかつコンパクト。無駄を廃したGSX-R750のコクピットによく似合う逸品だ。

 

場所はトップブリッジの上。配線の取り回しを決める。

 

じつはこのマシンは、もともと同じ油温計を装備していた。その時の配線がそのままなので流用する。

 

絶縁テープで封印していた油温計の配線を復活!! カプラーを装着する。

 

カバーやクランプできれいに処理。この処理をしているか、していないかでバイクの雰囲気は大きく変わるのだ。

 

エンジン始動! 動作確認OK!!

両面テープで油温計を固定し、シートなども元に戻す。

ステーの塗装が乾いたから

ステーも装着! BeeLine Moto用マウントを装着し、さらにBeeLine Moto本体を取り付ける。

これでGSX-R750でナビが使えるようになった。うれしー!

 

ナビと油温計、ついでに右ハンドル根元にウォッチがついて、すっかり賑やかになったGSX-R750のコクピット! これでツーリングの不便も、夏場の不安も解消!!

これからガンガン走りまくりますよー!

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