取材協力:キャンディーモーターサイクルラボラトリー
写真:編集部 文:佐賀山敏行
※2016年04月17日の記事を再編集しました。
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チョッパーやオリジナル性の高いカスタムを得意とするイメージが強いキャンディーモーターサイクルラボラトリーだが、ここに紹介するようなカフェレーサーやハイパフォーマンスカスタムも多数作っている。
カスタムのコンセプトは「SRらしいカフェレーサー」ということで、フレームは無加工のまま、ボルトオンパーツやパフォーマンスパーツをうまく装着し、美しいスタイリングを作り上げている。
なかでも特筆すべきは、前後足周りとエンジン周り。フロントホイールは17インチで、リアは18インチ、適度なリム幅も相まって、トラディショナルとは一線と隠すスポーティーな印象を与えている。ブレンボキャリパーやオーリンズといった定番のパーツも注目のポイントだ。そして、エンジンは排気量を534ccにまでアップ。キャブレターはCRφ38で、マフラーはペイトンプレイス。あくまでカフェレーサー然としたスタイリングを崩してはいない。
カフェレーサーでありながらも、性能や走りの楽しさもキッチリと追求する。なにごとも定番だけでは終わらせない……キャンディーの気概と遊び心を存分に味わうことのできる1台である。