写真・文:佐賀山敏行
※2015年5月9日の記事を再編集しました。
今年1月に新車で購入したSR400〈エブサン号〉。あれからサイトに登場することもなかったが、じつはすでに慣らしは終了。日々、僕の足として活躍してくれている。そして、ちゃっかりカスタムも進行しているのだ。
今回交換したのはハンドル。微妙に低い純正ハンドルは、購入時からの不満ポイント。フロントよりのステップとの相性が悪く、ゆったりとSRに乗りたい僕はアップハンドルに交換したいと常々思っていたのだ。そこでチョイスしたのが、プロトからリリースされる「SR500レプリカハンドルキット」。初期型SR500に採用されていたアップハンドルのレプリカで、スリムなSRに違和感なく装着できるのがポイントの逸品。ブレース有りと無し、ブラックとクロームメッキなどがあるが、僕が選んだのはオーソドックスなブレース無しのクロームメッキ。クラッチやアクセルワイヤー、メッシュブレーキホースなどがついて16,800円(税別)という価格も魅力的だ。
こちらは純正ハンドル。微妙な高さのハンドルバーは、どうも僕には合わない。購入当初から交換を考えていたのだ。
併せて交換したのがミラーだ。クラシカルなSRには似合わないのと、角度調整がしずらいのが難点だ。
まずはシートを取り外す。F.Iモデルはハンドル交換も一筋縄ではいかないのだ……。
フューエルコックをOFFに。
サイドカバーを取り外し、サブタンクのフューエルホースを外す。
フューエルタンク後方を浮かし、これまたフューエルホースを外す。
フューエルタンクを車体から取り外す。
クラッチワイヤーとデコンプワイヤーをレバーから外す。
エンジン側のデコンプワイヤーも取り外す。「SR500レプリカハンドルキット」では、純正ワイヤー&ブレーキホースは使用できない。
スロットルボディー側のアクセルワイヤーも取り外す。
スイッチボックスを取り外す。
配線も延長しなければならない。ヘッドライトを取り外し、ライトカバー内の配線を取りだす。
ミラーを取り外す。
グリップは純正を再使用するので、切らずに取り外す。
ハンドルポストのボルトを順番に緩めていく。
純正ハンドルよ、さようなら〜♬
SR500レプリカハンドルをセット!!
ハンドルポストのボルトを締める。
純正パーツで気に入らないのが、左スイッチボックスのツメ!!
じつはコレはミラー&レバーホルダーと連結するためのツメで、これがあるがために、ウインカースイッチの位置(高さ)を自由に変えられないのだ!! そのため、今回は削ってもらうことに……。
ジィーン、ジィーンと削ってもらい、ほら真っ平ら!!
グリップを固定させるために、ボンドをたっぷりと塗る。
アクセルホルダーにはグリスを塗る。
アクセルホルダー装着!!
スイッチボックス装着!!
アクセルワイヤーを装着!!
ボンドが固まってきたところで、グリップをハンドルバーに挿入!!
スイッチボックス装着!!
ブレーキホースの交換に着手。
プロトがリリースするハンドルキットなので、当然メッシュホースはスウェッジライン!! バンジョーボルトもハイクオリティだ。
マスター側もバンジョーボルトを装着し、メッシュホースを取り付ける。
ハンドルバーにしっかりと取り付ける。
ハンドルバーに合わせ、ライトケース内の配線を引き出す。
エア抜き〜!
クラッチワイヤーをエンジンに取り付ける。
純正同様の取り回しで、引っ掛かりなどがないようにチェック!!
デコンプワイヤーも取り付ける。
ヘッドライトを元通りに戻す。
フューエルタンク&シートを元に戻す。当然、ホース類も取り付ける!
ミラーは旧トリッカー純正ミラー! シンプルな丸タイプで、調整もしやすく、SRの振動でもブレない隠れたスグレモノ!!
完成!!
適度なアップ具合とワイド具合がSRに旧車的な雰囲気を与えている。純正レプリカなので、当然、SR400との相性はバッチリ!!
旧トリッカー純正ミラーもシンプルなフォルムだからSRによく似合う。ミラー部分が軽いので、SRの振動でブレるということがない。ミラーに悩んでいる人には絶対オススメだ!!
スウェッジラインは黒い皮膜で覆われているので、アップハンドルの雰囲気を崩すことがない。それでいてブレーキタッチは良くなったので、これは嬉しい変化だといえるだろう。
BEFORE
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AFTER
フロントステップなのに、上半身はやや前傾という微妙に疲れるポジションから、上半身がリラックスし、ステップとのバランスも自然になったのが分かるハズ。街乗りも長距離もかなりラクになった!