絶妙なバランスによって熟成の域に達した
スラクストン流パフォーマンスカスタム
先月、山中湖で開催されたSRチャリティミーティング。多くのSRライダーが訪れ、盛況のうちに終った同イベントだが、それを企画・運営していたのがご存知バイクガレージ スラクストン。
ここに紹介するのは、そんな同店がチャリティミーティングに向けて製作した1台だ。
シルエットは同店が最も得意とするスポーティなパフォーマンススタイルで、レーシーな外装を纏い、足回りを強化した、いかにも”走りそう”なスタイルである。
注目すべきはフューエルタンクとシートで、これはこの車両のために製作された「R-IIタンク」と「R-IIシート」。スーパースポーツとヨーロピアンをミックスさせたかのようなスタイルは、今や同店の十八番とも呼べるものだ。今後、量産化も視野に入れているので、気になる人はぜひ問い合わせていただきたい!!
足回りに目を移すと、フロントフォークにはレーサーであるTZ250用を流用し、スイングアームはFZ400用を装着。前後ホイールにテクノマグネシオを装着することで、SRが持つ雰囲気やバランスを崩すことなく、スポーティなルックスを高めることに成功している。
また、エンジンはストックのままで、吸排気チューンによってパフォーマンスアップを図り、400の軽快感を強調している。
SRらしさを残しつつ、絶妙なバランスによってスタイルの良いパフォーマンスカスタムを作り出すバイクガレージ スラクストン。その最新作もまた、秀逸なシルエットを見せる1台となっている。
新作のR-IIタンクはSRにレーシーなイメージを与える逸品。ストロボカラーをモディファイしたグラフィックにも注目したい。
ホイールはテクノマグネシオ17インチを選択。ブレーキキャリパーはニッシンスペシャル、ディスクローターはカーボン製だ。
やや長めのシートカウルが特徴的なR-IIシートももちろん新作。純正シートレールのままで取り付けられる。
エンジンはブラックアウトされ、クランクケースなどはカーボンカバーによって覆われる。キャブレターはFCRφ41を装着。
スピードメーター、タコメーターともにデジタル化。カーボン製メーターブラケットが雰囲気を盛り上げる。
スムージングが施され、フレームはこのマシンの大きな見どころとなっている。リアホイールの前に装着されたオイルクーラーも見逃せないポイントだ。
オリジナルチタンエキゾーストによって、純正400エンジンながらも軽快な吹け上がりを見せる。同店のパフォーマンスSRには欠かせない逸品である。
スイングアームはFZ400を流用し、サスペンションにはオーリンズをセットアップ。テクノマグネシオホイールや戦闘的なテールカウルと相まって、スポーティなリア回りだ。
Custom Spec
エキゾーストシステム:オリジナルチタンエキゾースト 115,500円/フューエルタンク:オリジナルR-IIタンク/シート:オリジナルR-IIシート/フロントカウルオリジナル汎用 38.850円/Fフェンダー:オリジナルTZタイプ 13,650円/ハンドルバー:サンセイレーシング/三つ又:TZ250/ハンドルポスト:TZ250/ステップ:クラフトマン/Rブレーキキャリパー:ベルリンガー/フレーム加工/オイルクーラー装着 etc.