※2022年4月19日の記事を再編集しました。
フレークスが製作したのは、純正タンクや足周りに純正の雰囲気を残したカフェレーサー。一見するとライトな仕上がりにみえるのだが、そのじつ、シートレールに加工を施し、シートカウルをワンオフで製作している。
SRらしさを残しつつ、高いオリジナリティを発揮しているのだ。
こうした“粋”なディテールは他にも見られ、たとえば純正タンクはアニバーサリーかと思いきや、同店によるペイント。ちなみに「フェンダーのテレキャスターのギターと同じペイント(木目入り)」とのこと。カスタムのオーダーはFCRのみ、他はお任せということで、音楽にも造詣の深いフレークス・佐藤さんの趣味がおおいに反映されたディテールとなっているのだ。
排気量は399ccのままながら、腰上をオーバーホールし、ピストンにワイセコをチョイス。先述のFCRキャブレターとワンオフエキパイ、さらにオリジナルメガフォンサイレンサーと相まって、スポーティーな味付けが予想できる。
他にも電装ボックスをワンオフで製作するなど、細かなこだわりに満ちた1台……SRの良さを残しつつ、要所をワンオフパーツで演出することによって高いオリジナリティを実現した秀作である。
メーターはデイトナ製のタコ&スピード一体型を装着。ステーをワンオフ製作することで、違和感なく装着している。トップブリッジはポッシュ製をスムージング。
純正のアニバーサリー仕様かと思いきや、フレークスによるオリジナルペイント。木目を再現した細かなディテールが素晴らしい。
ブラックアウトされたエンジンは排気量は399ccのまま、腰上をOH。ピストンをワイセコに交換するなど、ファインチューンが施される。吸排気にも注目だ。
シートレールを加工し、フレームにテールランプを内蔵。公認車検取得済みとのことだ。また、レーシーなシートカウルはシートレールに合わせてワンオフで製作。
メガフォンサイレンサーが同店オリジナル。レーシーな雰囲気を醸し出している。
エキゾーストパイプ:ワンオフエビ管/サイレンサー:フレークスオリジナルメガフォンサイレンサー ステンレス/キャブレター:FCR37/エアクリーナー:K&N/ヘッドライト:キタコ /サイドマウント/テールランプ:キジマ LED(ループ埋め込み)/ウインカー:千代田CGC スクエア/電装ボックス:ワンオフFRP/イモビライザーを無くして小さなメインスイッチに変更(ハンドルロックあり)/マグラ セパハン/トップブリッジ:ポッシュフェイス スムージング/スピードメーター:デイトナ タコ&スピード一体型/ワンオフメーターステー/Fブレーキキャリパー:ペイント/Fディスクローター:ペイント/Fブレーキホース:アクティブ グッドリッジ/Fマスターシリンダー:他社流用(ニッシン)/ヤマハ純正バックステップ/フューエルタンク:純正/ワンオフシートカウル/フロントフォーク:純正/三つ又:純正/リアサスペンション:デイトナ カバーショック320mm/スイングアーム:純正/Fホイール:サイズアップ(リム幅:2.15/径:18inch)/Rホイール:純正(リム幅:2.15/径:18inch)/Fタイヤ:K70(4.00-18サイズ)/Rタイヤ:K70(4.00-18)/ピストン:ワイセコ/エンジン腰上OH/ペインター:FLAKES ……etc.