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カスタムマシン
2022.10.01

2%ER/1992 YAMAHA SR400/No.325

取材協力 : ツーパーセンター

写真 : 編集部  

文 : 佐賀山敏行

2%ER/1992 YAMAHA SR400/No.325

※2022年3月4日の記事を再編集しました。

GREASE MOTORCYCLEとの協業で生まれた公認車両

低く構えたディガーとも、ボバーとも捉えられる1台は、2%ERによるもの。オーナーは店主・山口さん自身ということで「チョッパー屋のイメージが強いみたいなので、こんなスタイルもいいかな?」と、あえてのスタイリング・チョイス。好きなように作ってみたとのことだ。

ただし、このマシンには大きなコンセプトがある。それがリアの『プランジャーサス』である。

戦前車のごく一部に採用されたことのある、非常にマニアックなサスペンション機構だが、今回、それを名古屋のグリースモーターサイクルが再現。試験的に山口さんが自分のバイクで試し、公認車検を取得することを目標にしたそうだ。

フレーム加工とプランジャーサス、公認車検申請はグリースが担当し、その他すべては2%ERが担当。結果、無事に公認車検を取得できたそうだ。

当然、カスタムマシンとしての完成度も非常に高く、そのスタイリングやシルエットは完ぺき。SRカスタムで名を馳せる両店だからこそできた、合法かつ圧倒的な存在感を放つ1台といえるだろう

[Detail]

スプリンガーフォークに16インチホイールを装着。タイヤはFUCK STONEで、ビンテージな雰囲気を醸し出している。

 

ハンドルはワンオフで、スプリンガーフォークに溶接済み。ジョッキーシフトを採用しているため、シンプルなハンドル周りとなっている。

 

フューエルタンクは純正を加工したワンオフの逸品。脇にコンパクトなスピードメーターを装備する。

 

アップマフラーはもちろんワンオフ。ガンコート仕上げでワイルドな雰囲気を醸し出す。キャブレターはクラシカルなイメージにも似合うCRを採用。

 

サドルシートはワンオフで制作。本革がいい味を出している。

 

同店オリジナルの5インチリブフェンダーを車体に合わせて制作したステーでマウント。テールランプはビンテージ・ルーカスをチョイス。

 

このマシン最大の見どころが、リアサスペンションとして採用された『プランジャー』。フレーム加工を含め、グリースモーターサイクルが担当した。

 

同店オリジナルのミッドハイジョッキーシフトキットに加工を追加。車体に合わせた仕様となっている。

[Custom Spec]

エキゾーストパイプ:ワンオフアップマフラー(ガンコートブラック仕上げ)/CRキャブレター/ヘッドライト:2%ER LUCASタイプヘッドライトケース/2%ER ビンテージルーカス”ヤイマツ”レプリカH4ヘッドライトレンズ/テールランプ:ビンテージLUCAS/ウインカー:2%ER Xミニウインカー/ハンドルバー:ワンオフ/スピードメーター:48φ機械式/シート:ワンオフ ソロサドル/ステップ:2%ER ミッドハイジョッキーシフトキット(少追加工)/フューエルタンク:ワンオフ(ノーマル加工)/リアフェンダー:2%ER 5インチリブフェンダー/フロントフォーク:74スプリンガーフォーク/リアサスペンション:GREASE MOTORCYCLE製プランジャーサス/Fホイール:(リム幅:3.00/径:16inch)/Rホイール:(リム幅:3.00/径:16inch)/Fタイヤ: FUCK STONE(サイズ )5.00-16/Rタイヤ: FUCK STONE(サイズ )5.00-16/ペイント:PHK京都/ピンストライプ:JERK GARAGE ……etc.

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