※2022年1月18日の記事を再編集しました。
2021年に開催された「JOINTS」において、ツーパーセンターが出展したSRカスタムの1台がコチラ。同店オリジナルのハードテールキットを装着したシンプルなチョッパースタイルだ。
75mmのフロントフォークジョイントにハードテール、スポーツスタータンクにシッシーバー、さらにフロント21インチホイールなど、まさにチョッパーカスタムの王道を行くスタイリングなのだが、そもそも純ロードスポーツであるSR400をここまでの完成度に仕上げるのは至難の業。しかもシンプルな意匠だからこそ、そのセンスの高さがよりよく分かる。
そして、このマシンの注目すべきポイントはスタイリングではなく「走行性能」だと代表・山口さん。
ハードテールということで、どうしても走りの快適性がスポイルされているのではないかと思いがちだが、「シート周りの取り付け角度やスプリングの入力の仕方を変えることで、ショートサス車よりよっぽど乗りやすく仕上がっています」とのこと。
ロングフォークチョッパー全盛の1970年代ならいざ知らず、今や時代は2020年代。オールドスクールチョッパーといえども、進化を遂げているのだ。SRチョッパーの可能性を感じさせる秀逸な1台といえよう。
フロントホイールはチョッパーのルールとして21インチ化。ミニドラムの効きも良好とのことだ。
ハンドルバーはワンオフで製作。コンパクトなライザーレスTバーとなっていて、コンパクトなライディングポジションが期待できる。
ナロースポーツスタータンクを通常より2cm延長し、1cm低くマウント。この微妙なサジ加減が絶妙なシルエットを生み出すのだ。
スピードメーターはエースウェルをチョイス。オードルスクールななかにハイテックなアイテムをうまく溶け込ませている。
同店オリジナルナローベイツレプリカソロサドルとピリオンパッドセットを装着。シートの取り付け角度やスプリング入力にこだわることで、ハードテールとは思えない乗り心地を実現しているとのこと。
エンジンはノーマルながら、吸気にFCRを装着することで、パフォーマンスも大きくアップしている。ハードテールと一直線になるように加工されたシートレールやリップル加工されたワンオフドラッグパイプにも注目したい。
同店の人気アイテム・ミッドハイステップキットが絶妙なライディングポジションを生み出すのに一役買っている。攻撃的なドラッグパイプもポイント高し!
ハードテールは同店オリジナル。ブレーキは純正だが、18インチリムは他車種を流用している。
エキゾーストパイプ:ワンオフドラッグパイプ/リップルパイプ/キャブレター:2%ER FCRキャブレター/マニホールドセット/エアクリーナー:2%ER アルミファンネル/ネットセット/ヘッドライト:4.5インチベーツライト/テールランプ:2%ER GUIDEスタイルテールライト/ウインカー:2%ER ミクロウインカー/電装ボックス:2%ER カスタム電装プレート/ハンドルバー:ワンオフ ライザーレスTバー/トップブリッジ:2%ER ナロートリプルツリーキット/スピードメーター:エースウェル 電気式/Fブレーキキャリパー:21インチミニドラムホイールキット/シート:2%ER ナローベイツレプリカソロサドル/ピリオンパッドセット/ステップ:2%ER ミッドハイステップキット/クローム/ワンオフナロースポーツスタータンク(通常より2cm延長、高さマイナス1cm)/リアフェンダー:2%ER 5インチリブフェンンダー/フロントフォーク:2%ER 75mmフォークジョイント/三つ又:2%ER ナロートリプルツリーキット/リアサスペンション:2%ER ”リジットライン”ボルトオンハードテールキット/13cmロング/Fホイール:21インチミニドラムホイールキット(リム幅:1.85/径:21inch)/Rホイール:他車流用リム (リム幅:3.00/径:18inch)/エンジン:腰上O/H、ガンコート、ケース類バフ仕上げ/ペイント:PHK京都/ピンストライプ:KAMIKAZE PINSTRIPE ……etc.