取材協力:キックバック
写真:編集部 文:佐賀山敏行
※2013年4月22日の記事を再編集しました。
あらゆるスタイルにその姿を変えることができるSRというモデル……その要因のひとつが無数にラインナップされている専用パーツだといえるだろう。外装パーツはもちろんのこと、エンジンや足周りなど、その種類はじつにさまざま。そして、なかでも変わり種として注目されているのが、モーターガレージグッズがリリースするハードテールキット。シートレール後端をカットしなければならないが、基本的にはボルトオンでリア周りをリジッド化できるパーツとして、高い支持を得るパーツである。
キックバックが作り上げたのは、そんなハードテールキットを装着したコンパクトなチョッパー。リジッド化という厳つい印象の1台なのだが、フューエルタンクはエッグタンクを加工して装着し、シートはホワイトの表皮が柔らかな印象を与える。
じつはこのチョッパーのオーナーは女性で、全体的に丸みをアピールした車体づくりが行われているのだ。
ハードテールが放つ剛健さと外装パーツから感じる柔和さ……その2つがみごとに融合した1台である。