取材協力:ツーパーセンター
文:佐賀山敏行
※2015年01月26日の記事を再編集しました。
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“カスタム”とはオーナーの主張や個性を愛車に反映させる行為である……その意味では、ここに紹介する2%ERによる1台は、まさにオーナーのイメージを具現化したものだといえるだろう。
オーナーは元パンクロッカーであり、いまはプロスケーター。2%ERでは、そんなオーナーに合わせてカスタムを開始。ちなみにオーナーからの要望は「セパハン」のみ。そこで同店ではアメリカ西海岸の路地裏を思わせるようなアメリカンカフェレーサーをコンセプトに、オリジナルパーツとワンオフパーツを上手く組み合わせた。
スポーツスタータイプヘッドライトキットやリブシートカウル、スターバーストタイプハブキャップで雰囲気を高めつつ、エキゾーストマフラーやシート、フロントフェンダーなどをワンオフで製作し、スタイリングを完ぺきなものへと仕上げている。旧型ナローフューエルタンクを用いて、SRらしさを演出しているのも大きなポイントだ。
ビルダーのセンスとオーナーの主張、その2つがみごと、この1台へ集約されている。