取材協力:メイドバイスリーティーモーターサイクルズ(茨城県東茨城郡茨城町上飯沼1134-1 TEL.029-306-8685)
※2016年2月26日の記事を再編集しました。
メイドバイスリーティーが製作するのは、ハードテールにシッシーバーが印象的ながらも、どこかスポーティーな香りが漂う1台だ。
シートレールを加工し、フレーム全体をスムージング、そしてテールはモーターガレージグッズ製ハードテールをセット。ともすればアウトローな雰囲気を漂わせるセットアップであるが、メガホンサイレンサーを採用したエキゾーストがスポーティーなイメージを演出。さらに前後ブロックタイヤにスタビライザー、スローベントバーがビンテージレーサーを思わせるスタイリングを作り出している。
それもそのはず、テーマとなったのは「クラシックなサンドレーサー」とのこと。かつてコースを走る「レーサー」からインスパイアされたストリートマシン「ボバー」が、美しさとスピードを求めた「チョッパー」へと進化へと遂げていった……その過程がみごとSRに落とし込まれており、メイドバイスリーティーのカスタムへの造詣の深さ、そしてセンスがいかんなく発揮されている。
キャブレターはFCRで、排気量も500ccまでアップ。見た目だけでなく、性能も十分に引き上げられている点にも注目したい。
ちなみにこのマシンは今後もジョインツや今年のSRミーティングなど、イベントのたびに大掛かりなカスタムが施されていくということ。今後の進化にも期待したい1台である。
メーターはACEWELL製。ビンテージスタイルにも違和感なく収まっている。
モーターガレージグッズ製スタビライザーにクロームメッキ加工を施す。
フロントホイールはエキセル製19インチH型をチョイス。
フューエルタンクはFRPを用いてワンオフで製作。ペイントも同店によるものだ。
美しいエンジンは排気量を500ccにアップ。キャブレターはFCRφ39をチョイスする。
ミッドコントロールはワンオフだ。
ビンテージレーサーを思わせるシートはワンオフ。雰囲気を高めるディテールだ。
リアサスペンションとスイングアームを廃し、ハードテールをセット。
SRの印象を大きく変える人気のパーツである。
シッシーバーがチョッパー的な色合いを強める。
Custom Spec
エキゾーストパイプ:スリーティーオリジナルストレート/サイレンサー:スリーティーオリジナルメガホン/キャブレター:KEIHIN FCR39 ブラックボディ/エアクリーナー:ブラックファンネル/ヘッドライト:5.75ベーツライト イエローガラスレンズ/テールランプ:ルーカステール ブルードット加工/ウインカー:ダイアモンドウインカー/電装ボックス:モーターガレージグッズ製電装ケース/ハンドルバー: スローベントバー/ハンドルポスト:クローム加工/トップブリッジクローム加工/スピードメーター:ACEWELL フルデジタル/タコメーター:ACEWELL/ハンドリモコン付き油圧クラッチ /Fブレーキホース:アクティブ ブラックホース/Fマスターシリンダー:汎用ミニマスター/シート:ワンオフ/ステップ:ワンオフミッドコン/フューエルタンク:ワンオフFRPタンク/フロントフェンダー:モーターガレージグッズ製スタビライザー クローム加工/リアフェンダー:ワンオフスチール クローム加工/ワンオフシーシーバー/フロントフォーク:10センチローダウン/リアサスペンション:モーターガレージグッズ製ハードテールキット/スイングアーム:ハードテール/Fホイール:エキセル Hリム(リム幅:1.85/径:19inch)/Rホイール:エキセル Hリム(リム幅:2.15/径:18inch)/Fタイヤ:DURO(サイズ4.00)/Rタイヤ:DURO(サイズ4.00)/キャリパーサポートクローム加工/リアブレーキパネルクローム加工/ステダン(ブラケットクローム加 工)/スプロケットハブダンパークローム加工/カムシャフト:ヨシムラ ST-1/クランク:500/エンジン:ポート加工、チタンバルブ、エンジンガンコート/シートレール加工フルスムージング/ペインター:MADE BY TTT ……etc.