取材協力:エキセントリックモーターサイクル
※2014年07月15日の記事を再編集しました。
SRをはじめとしたストリートモデルをソフテイル化するという、独自のハイクオリティなチョッパーを作るエキセントリックモーターサイクル。しかし同店ではそれだけでなく、新たな提案としてここにある1台を作り上げた。
そのテーマは「ツインサスでクールなチョッパーを作る」というもの。
コンセプトになったのは“60年代カスタム”で、チョッパーの黎明期に英車などをベースに作られたスタイル。フロントフォークは必要以上に長くせず、オリジナルガーターフォークを装着。意匠性に富んだシッシーバーやエキゾースト、下品と上品さの隙間を突く絶妙なシートなど、見どころは非常に多い。しかし、このマシンで注目したいのはシートレールとリアサスペンションだ。シートレールは加工されているのだが、SRチョッパーの定石とは一線を画し、ドロップするのではなく、水平シルエットを強調するようにフォルムを整え、それに合わせてリアサスペンションは直立するようにセットされている。
そう、このギミックによってSRがより古めかしいスタイルへと昇華しているのだ。こうして完成した車体は、ナローフォルムと相まって、まさしく60年代チョッパー!
オールドスクールな雰囲気を漂わせながらも、定番のSRチョッパーとはひと味もふた味も違う、エキセントリックならではの1台である。