取材協力:ファクトリー R54
写真:編集部 文:佐賀山敏行
※2014年08月09日の記事を再編集しました。
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SRの持ち味のひとつが、シングルクレードルフレームと空冷単気筒エンジンを活かしたシンプルなカスタム。ファクトリーR54が製作したのは、まさにそんなSRの良さを活かした1台である。
ベースとなったのはキャブレターモデル最終となる2008年式SR400。フレームはシートレールのループ加工に留め、前後足周りは純正のまま。フューエルタンクはメーカー不明のロングタンクに換装し、シートはシートレールに合わせてワンオフ、アールが美しいハンドルバーはオールドバー ローをチョイスしている。フューエルタンクやリアフェンダーのカラーリングはブラックにまとめ、精悍なイメージを演出。ボバーともトラッカーともいえる、ストリート色の強いマシンに仕上げている。
奇抜さのないストレートなマシン。しかし、だからこそSRの良さが十分に堪能できるし、ビルダーのセンスも伺い知れる。好感の持てる1台だ。