取材協力:ツーパーセンター
文:佐賀山敏行
※2014年10月07日の記事を再編集しました。
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80年代中ごろから90年代に掛けて、ZやCBでよく見られたドラッグスタイル……ド派手なペイントに前後ローダウン、ドラッグバーに集合管を装着したマシンをイメージして2%erが製作したのが、ここに紹介する1台だ。
当時の手法を真似て、ペイントはKAMIKAZE PINSTRIPEによる派手なグラフィックを採用。メッキッパーツも多用することで、雰囲気を高めている。フューエルタンクはXS650を流用し、エストレヤ用ブレーキマスター、3型純正キャリパーなどを装着。さらにショートタイプのTTシートはワンオフ。やりすぎないながらも、要所を押さえることで、みごとなフォルムを形成している。
しかし、ただ80年代スタイルを真似ただけでは面白くない。そこでハンドルはドラッグバーではなく、チャックボックス製エースバーをチョイス。ヘッドライトは同店オリジナルスポーツスタータイプとすることで、このマシンならではの個性を高めているのだ。
B級チョッパーやロングフォークなど、他店とは異なるアプローチでSRの更なる魅力を引き出す2%erの高いセンスが伺える1台である。