取材協力:キャンディーモーターサイクルラボラトリー
写真:編集部 文:佐賀山敏行
※2015年03月22日の記事を再編集しました。
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さまざまなスタイルにカタチを変えるSR。ブームを通りこし、もはや定番とさえいえるようになったのがチョッパーだ。キャンディモーターサイクルラボラトリーでは、シートレールをしっかりと落としたフルスクラッチのチョッパーを完成。ペイントの妙味も加わって、じつに上品な佇まいを見せている。
イメージしたのは古い英国車ベースのチョッパーとのことで、なるほど、淡いブルーをベースにしたソリッドカラーで車体を統一し、さらにフォークカバーを装着したフロント周りがソノ気にさせる。もちろんシートレールをはじめとしたフレーム周りには加工が施され、ホワイトのシートやグリップ、さらにホワイトリボンタイヤがアクセントとなっている。
基本的なスタイリングはチョッパーと呼べるものだが、ドッグボーンライザーを前倒しにしたアグレッシブなライディングポジションやミドルアップマフラーはボバーをも彷彿とさせるもの。レプリカではなく、あくまでも「キャンディオリジナル」としてのプライドを持ったディテールにも好感が持てる。
カスタムマシンでありながら、落ち着いた雰囲気を感じさせる点にも注目。ブームがひと段落し、定番としての安心・安定感を見せる美しいチョッパーだ。