取材協力:ツーパーセンター
※2015年04月11日の記事を再編集しました。
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隆盛を極めるSRチョッパー。その主流はH-Dチョッパーとは異なり、コンパクトに仕上げること。シンプルなフレームと空冷単気筒エンジンを活かせば、そうなることは至極当然のことなのだが、ちょっとでも大柄なライダーが跨がった場合、車体が小さく見える過ぎるという問題もある。
これまで数々のSRチョッパーを製作してきた2%erによって、そんな問題を解消したのがコチラの1台である。車両単体で見れば、シンプルかつ王道的なスタイリングを持つチョッパーだが、フロントフォークを延長するだけでなく、じつはスイングアームも延長。フロントホイールはチョッパー定番かつ大柄な21インチで、リアもあえて18インチとしている。これにより、このマシンはオーナーが跨がっても決して小さすぎることはない。むしろベストバランスとなっているのだ。
スポーツスタータイプのフューエルタンクやソロシートなど、外装は定番フォルムのものを車体バランスを見ながら製作している点にも注目。これにより、車体はやや大柄になっているにも関わらず、違和感が全く感じられない。
SRをチョッパーを知るが故のビルダーの選択。「人馬一体」とはこのことである。