取材協力:メイドバイスリーティー モーターサイクルズ
写真:編集部 文:小川伸晃
※2018年01月29日の記事を再編集しました。
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個性的なチョッパーや、スタイル・性能ともに過激なカフェレーサーなど、これまでオリジナリティ溢れるマシンを多く世に出してきたメイドバイスリーティーだが、じつは純正ルックのSRも手がけているのは、熱心なSRタイムスの読者なら周知の通り。今回紹介するのもまさにそんな1台で、一見シンプルな作りだが、同店らしいコダワリが随所に詰まったマシンとなっている。
基本的に外装類は純正を踏襲したこちらのSR。しかし、改めて各部を見てみると、旧車風のワンオフシートやヘッドライトバイザー、フェンダーフラップなど、クラシカルなパーツを効果的に使用しているのがわかる。加えて、シルバーとブラックを基調としたペイントと相まって、60~70年代の旧車を思わせるような、どっしりとした存在感を放っている。
性能面も抜かりはない。キャブレターこそ純正だが、サイレンサーはペイトンプレイス製コンチマフラーをチョイス。エンジンもオレンジブルバード製ヘビーウェイトフライホイールが組み込まれ、トルク感アップ! ホイールは前後エキセルリム、Fディスクはサンスター製BSAタイプに換装され、純正と比べて足周りも強化されている。加えてフューエルタンクにはニーグリップのためのエグリ加工が施されており、より乗りやすさが強調されている。
フルカスタムだけでなく、純正ルックにもショップの個性を反映させ、バランスよく仕上げたメイドバイスリーティー。同店のカスタムにおける幅の広さを改めて感じさせる1台だ。