取材協力:レイナル
写真:編集部 文」佐賀山敏行
※2015年12月08日の記事を再編集しました。
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京都府から兵庫県三木市へ移転したレイナル。ますますの活躍が期待される同店が得意とするスタイルが、70年代のアメリカンレースを彷彿とさせるもの。ここに紹介する1台は、まさにそんな雰囲気をまとったマシンである。
フレームはシートレールにループ加工が施されているが、基本的にはストックのシルエットを踏襲。前後をローダウンしつつも、純正18インチホイールで、大きなイメージチェンジは図られていない。さらにフューエルタンクも純正ナロータンクをえぐり加工したものだ。エキパイやシートはワンオフながら、決して奇抜なデザインではなく、むしろスタンダードなまとまりを見せている。
しかし、である。このマシンが放つ雰囲気は、まさに70年代当時、アメリカのローカルダートトラックを走るウィークエンドレーサーのそれ。シンプルだからこそ、誰もが出せるわけではないオーラに圧倒される……。