取材協力:井上ボーリング・エムアンドエムズモーターサイクル
※2016年2月19日の記事を再編集しました。
60-70年代のアメリカンダートスタイルをSRで再現するM&M’sモーターサイクルと、ICBMアルミメッキシリンダーで高い注目度を誇る井上ボーリングのダブルネームで製作された1台が登場。
スタイリングはM&M’sが得意とするダートスタイルだが、今回は「エンジンが主役」ということで、大幅なモディファイは施さず、フューエルタンクや車高などは純正を踏襲することでSRらしさを十分に残している。それでいて軽快な雰囲気を与え、スクランブラー然としたルックスにまとめあげるのは、さすがM&M’sといったところ。
そして気になるエンジンは、排気量はあえて399ccのままで、クランクを計量化、シリンダーには井上ボーリングが誇るICBMアルミメッキシリンダーを採用。軽さに加え、放熱性や耐久性が飛躍的に向上したというエンジンは、見た目には純正とほとんど変わらないのが大きなポイント。SRエンジンのウィークポイントをみごとに改善したエンジンは、今後、当サイトでぜひインプレッションをしてみたい。
ライトなスタイリングに最高級のエンジンの組み合わせ……真のSRフリークならば、気にならずにはいられない。そんな1台だ。
ハンドルバーはハリケーン製。トラッカー的なスタイルにブレースを装備する。
スタイビライザーはM&M’sオリジナル。人気の一品だ。
純正ウインカーマウントは切断しているが、基本的には純正を踏襲。
シートはM&M’sによるワンオフだ。
見た目にはペイントが施された純正エンジン。
しかし中身は、軽量クランクにICBMアルミメッキシリンダーを装備したスペシャル仕様!
SRの可能性を広げる、気になるエンジンである。
ICBMアルミメッキシリンダーは見た目は純正と同じ。そこで、シリアルナンバープレートが装着される。
リアフェンダーやテールランプはM&M’sオリジナルカスタムではおなじみのセットアップ。
ダウンマフラーはワンオフ。スクランブラーテイストを盛り上げる逸品だ。
サイドカバーには井上ボーリングとM&M’sのステッカーが貼られ、このマシンが両者のダブルネームであることを主張する。
Custom Spec
エキゾーストパイプ:ワンオフ/ヘッドライト:5-3/4インチベイツライト/テールランプ:ルーカスレプリカ/ウインカー:EXミニウインカー/ハンドルバー:ハリケーン/スピードメーター:ミニスピードメーター/シート:M&M’s ワンオフ製作品/フロントフェンダー:M&M’s フォークスタビライザー/リアフェンダー:M&M’s アルミフェンダー/カムシャフト:ノーマル/ピストン:純正400ピストン/シリンダー:ICBMメッキシリンダー(井上ボーリング)/クランク:400ベース軽量クランク/ペインター:M&M’s ……etc.