取材協力:キッズガレージ
キッズガレージが製作したのは、SRらしいシルエットを保ちつつも、エンジンはもちろん、足回りなどをフルチューンすることによって、純正とはまったく異なる性能が与えられた1台である。
ベースとなったのは絶版となって久しいSR500で、エンジンは546ccにボアアップ。ヨシムラST-2カムやFCRφ41キャブ、さらにベルトラン製レーシングエキゾーストを組み合わせることで、時速200kmまで出せるほどのパフォーマンスアップを果たしている。また、デイトナ製ビッグボアシリンダーを採用することで、エンジンの存在感を増し、外観上のポイントとしている点も見逃せない。当然それだけのパワーが与えられたエンジンに合わせ、足回りも大幅に強化。フロントフォークとブレーキはホンダのロードレーサーRS250を加工して装着。ホイールはホンダNSR250用を流用するなど、他車種パーツを上手く採用している。それとは対照的に、外装は82年式純正ナロータンクを使用し、シートも純正をベースとすることで、ストックの面影を色濃く残しているのが大きなポイントだ。
こうしてSRらしさを崩すことなく、さらに乗りやすさも追求したこの1台は、通勤快速SRとして高いパフォーマンスを維持しながらも、疲れにくくラクにライディングができるように仕上げられているのである。
フロントフォークとフェンダー、ブレーキはホンダRS250を流用。
ホイールはNSR250用を装着する。ヘッドライトはマルチリフレクターでスポーティな雰囲気を演出。
エースウェル製デジタルメーターによって、SRのクラシックなイメージを払拭。
レーシーさを増している。
500をベースにエンジンは546ccにボアアップ。デイトナ製ビッグシリンダーでルックスの向上も果たしている。
縦置きのオイルクーラーも注目すべきポイントだ。
純正を加工したワンオフシートを採用。
テールカウルは同店のオリジナルで、ノーマルイメージを崩すことなくスポーツ性を増した逸品。
ベルトラン製レーシングエキゾーストはパフォーマンスとルックスの向上を両立させた人気のアイテム。
バックステップによりスポーティなライディングポジションを実現。
リアブレーキはディスク化されており、マスターシリンダーが装備されている。
スイングアームはオーバー製アルミスイングアームを装備し、サスペンションにはWP製フルアジャスタブルを採用。ホイールはNSR用で、ストックに比べて大幅な性能アップが図られている。
Custom Spec
シートカウル:オリジナル/エキゾーストシステム:ベルトラン製レーシング/ハンドル:ペイトンプレイス製アリエルタイプ/テールランプ:デイトナ製LEDハスキーテール2/リアフェンダー:オリジナルFRP/Rブレーキ:TTR250ワンオフ加工/フロントフォーク:ホンダRS250ワンオフ加工/リアサスペンションWP製フルアジャスタブル/ヘッドライト:BAY BRIG製マルチリフレクター etc.
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