取材協力:メイドバイスリーティーモーターサイクルズ
撮影:編集部 文:佐賀山敏行
※2016年2月16日の記事を再編集しました。
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メイドバイスリーティーが製作するのは、ハードテールにシッシーバーが印象的ながらも、どこかスポーティーな香りが漂う1台だ。
シートレールを加工し、フレーム全体をスムージング、そしてテールはモーターガレージグッズ製ハードテールをセット。ともすればアウトローな雰囲気を漂わせるセットアップであるが、メガホンサイレンサーを採用したエキゾーストがスポーティーなイメージを演出。さらに前後ブロックタイヤにスタビライザー、スローベントバーがビンテージレーサーを思わせるスタイリングを作り出している。
それもそのはず、テーマとなったのは「クラシックなサンドレーサー」とのこと。かつてコースを走る「レーサー」からインスパイアされたストリートマシン「ボバー」が、美しさとスピードを求めた「チョッパー」へと進化へと遂げていった……その過程がみごとSRに落とし込まれており、メイドバイスリーティーのカスタムへの造詣の深さ、そしてセンスがいかんなく発揮されている。
キャブレターはFCRで、排気量も500ccまでアップ。見た目だけでなく、性能も十分に引き上げられている点にも注目したい。