取材協力:バイクガレーヂ スラクストン
※2012年12月4日の記事を再編集しました。
爽やかなホワイト外装が好評の2012年SR400をベースに、SRらしさを十二分に残しながらもスポーティな雰囲気にまとめあげたのは、ご存知バイクガレーヂ・スラクストンだ。
サブタンクなどを装備することで、フューエルタンク換装などのフルカスタムがこれまでよりも難しいと言われているF.I.モデル。しかし、SRを知り尽くすスラクストンでは、そんなF.I.モデルの特徴を逆手に取って、SRらしさを残しつつ、さらなるクオリティアップを図った。それがここに紹介する1台で、フューエルタンクはあえて純正タンクをカラーリングもそのままに使用。シートはアンコ抜き&表皮張り替えで、リアカウルは純正のままながらもイメージをガラリと変えることに成功している。また足回りに目を移すと、前後ホイールはワイズギア製キャストホイールを装着することでSRのトラディショナル感はそのままに、70年テイストを色濃く打ち出している。また、キャリパーはブレンボながらもブラックを採用し、リアサスペンションもオーリンズだがあえて別体タンク無しを装着。走りのパフォーマンスを高めながらも、華美な演出が極力抑えられている点は注目すべきポイントだ。
純正から大きくフォルムを変えられるのはSRの大きな利点だ。しかし、ツボを押さえた純正スタイルもまた、SRの良さを大きく引き出していると言えよう。SRが持つ懐の深さを垣間みることができる、そんな1台である。
ワイズギア製キャストホイールにブレンボキャリパーの組み合わせ。
ブラックキャリパーが静かな存在感を放つ。
オリジナルメガホンマフラーは純正スタイルにもピッタリはまる逸品。
リアサスペンションにはオーリンズを採用する。
テールランプはデイトナ製でクラシカルな雰囲気を醸し出す。
ウインカーは純正をベースにレンズを換装し、雰囲気を一変させている。
リアホイールも当然ワイズギア製キャストを履く。
じつはこのホイール、かつての純正ホイールとはその重量が全く違うのだ!
オイルフィルターカバーにはヤマハ音叉マークが入れられる。
ブラックは挿し色として効果的な役割を果たしているのも◎!
ヘッドライトもウインカーも純正だが、ライトはブラック塗装、ウインカーはレンズを交換することで、イメージを上手く変えている。
アンコ抜きすることで、マシンのシルエットも変更。
表皮も張り替えられ、スポーティな印象を高めている。
クラフトマン製バックステップはブラックを採用。
ホワイト外装とのコントラストがマシン全体にメリハリを与えている。
Custom Spec
エキゾーストシステム:オリジナルメガホン(ブラック)/ハンドルバー:オリジナルコンチ/ミラー:デイトナ製/Fブレーキキャリパー:ブレンボ/Fディスクローター:320φ/Fブレーキホース:メッシュ/Fマスターシリンダー:ニッシン/シート:STDアンコ抜き/ステップ:クラフトマン/Fフェンダー:チャックボックス/Rフェンダー:デイトナ/リアサスペンション:オーリンズ etc.