取材協力:パフォーマンスサイクル・シャフト
※2013年10月16日の記事を再編集しました。
車体右側から見るとストロボカラーを纏ったスタンダードなカフェレーサー……しかし、車体左側に回るとイヤでも目に付くのがタービン。パフォーマンスサイクル・シャフトが製作したのは、なんとEFI-SRをベースにターボを装着した1台である。
ハーレーをメインにシャシーダイナモを使った的確なチューニングとパフォーマンスアップに定評があるのが、埼玉県に拠点を置くパフォーマンスサイクル・シャフト。今回、同店がその技術をアピールするために素材として選んだのがSR400である。もちろん、SRに専用のターボキットなどリリースされているはずもなく、同店が今回チョイスしたのはダイハツ・タント用のタービン。そう、軽自動車用の純正パーツを流用し、パイプをワンオフすることで違和感なく収めているのだ。ちなみにインジェクターとコントローラーはSR純正、サブコンにパワーコマンダーの250cc用を使用している。これまでハーレーなどにターボを装着した実績も相まって、そのセットアップは完ぺき。純正に比べて大きくパワーアップを果たしているという。エンジン周りにこれまでにない造形が与えられているため、ルックスはあえてトラディショナルなものにしているのも大きなポイント。結果、大きなインパクトを放つことに成功している。
敬遠されがちなEFI-SRのチューニングだが、この1台がそんな風潮に大きな風穴を開けるかもしれない。
エンジン左側にはタービンを装着し、このマシンがターボ車であることをアピールする。
純正メーターの横にはブースト計を装備。シンプルながらもじつにスポーティなディテールとなっている。
ロケットカウルには鮮やかなストロボカラーがペイントされ、レーシーなイメージを演出。
フューエルタンクは純正。ストロボカラーにピンストライプやレタリングを施し、オリジナリティをアップ!
前後ホイールはエキセルリムに換装。ハブもブラックアウトすることで、精悍さを増している。
サイドカバーには「SR Turbo」の文字が誇らしげに入れられる。
Custom Spec
ダイハツ タント用タービン/エキゾースト:ワンオフ/フロントカウル:汎用ロケットカウル/ホイール:前後エキセルリム/タイヤ:TT100GP/メーター:ブースト計装備/ハンドル:セパレート/ステップ:バックステップ etc.