取材協力:グリードモーターサイクル
文:佐賀山敏行
※2016年03月13日の記事を再編集しました。
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ボバーやVMXなど、SRのビンテージスタイルカスタムを得意とするグリードモーターサイクル。ここに紹介する1台も、絶妙なバランスを見せるボバーだ。
その詳細を見ていくと、まずフレームはシートレールを加工し、前後サスをショート化することでローダウン。丸みを帯びたフューエルタンクやビンテージ感を高めるシートは、ともにワンオフで、ハンドルバーや電装ボックスなど、車体の印象を決定づけるパーツもワンオフで製作している。
こうしてワンオフパーツを多用することで、シンプルななかにも高いオリジナリティー、そして高いバランスを持つ車体が完成したのだ。
極力無駄を配したシンプルなスタイリング……だからこそ、ビルダーのセンスが大きく影響する。その好例といえる1台だ。