取材協力:モト工房 ティーポB
※2015年6月11日の記事を再編集しました。
バイクは自立できないもの故、本来であればライダーが跨がってはじめて完成となる……モト工房ティーポBによる1台は、そんなバイクにとって当り前のコトを思い出させる。
スタイリングは同店が得意とするカフェレーサー。しかし、太めのホイールやひと回り大きくなったエンジンなど、マシンはクラシカルなカフェレーサーが持つ華奢なイメージよりも、むしろマッシブなもの。じつはオーナーが大柄だということで、ロングスイングアームなど、このマシンはオーナーの体格に合わせて製作されたということだ。もちろんスタイリングだけでなく、排気量は546ccにアップし、前後ディスクブレーキ化。しかもフロントにはダブルディスクを奢り、走りの性能を大きく高めている。美しいアールを持つワンオフエキパイや電装ボックスも注目のポイントだ。
眺めて美しく、走って楽しい。そしてオーナーとの相性も良い……まさに秀作だ。
フロントカウルはダブルエム製。コンパクトながらもスタイリングのアクセントとなっている。
メーターパネルはワンオフで、デイトナ製メーターを美しく収納。当然セパハンをチョイス!
フロントブレーキはブレンボキャリパーのダブルディスク化。制動力は十分すぎるほど。
シングルシートはスティンキーをチョイス。クラシカルかつ上品なスタイリングだ。
エキゾーストパイプは手曲げのワンオフ。サイレンサーがレーシーなイメージを高める。
電装ボックスは同店オリジナル。バックステップも高い雰囲気を醸し出す。
ベルトラン製アルミスイングアームで車体を大きく見せる。リアサスペンションはクアンタム。
シリンダーとヘッドはともにデイトナ製で、排気量は546cc。外装に合わせたペイントにも注目したい。
Custom Spec
オリジナル電装ボックス/ワンオフメーターパネル/ワンオフ手曲げエキゾーストパイプ/バナナ風サイレンサー/ダブルエム製アルミハーフカウル/クアンタム製ツインショック/リアフレームループ加工/FCRφ39/ベルトラン製アルミロングスイングアーム/スティンキー製シングルシートTYPE2 ……etc.