取材協力:メイドバイスリーティーモーターサイクルズ(茨城県東茨城郡茨城町上飯沼1134-1 TEL.029-306-8685)
写真:小川伸晃
※2015年8月21日の記事を再編集しました。
オートバイ然としたスタイリングが見直され、純正ルックの人気が高まっている昨今のSRカスタム事情。メイドバイスリーティーが製作したのは、そんな純正ルックをさらに進化させた1台。スティードやドラッグスターが登場する以前、80年代に各国産メーカーがリリースした“和製アメリカン”を思わせるルックスとなっている。
基本的に外装は純正を踏襲。しかし、たとえばシート表皮を旧車風に張り替え、あえてタンデムベルトを装備する。さらにリアホイールは16インチとし、同店オリジナル・スリーティーバーを装着することで“アメリカン”らしさも演出している。タンク右側の「YAMAHA」ロゴを反転させるなど、遊び心も忘れていない。
純正が美しいのも確かにSRの魅力。しかし、フルノーマルに乗るのは面白くないし、せっかくのSRがもったいない!! 純正ルックに人気が集まるからこそ、こうした“遊び”のあるハイセンスな1台に注目したい。
XS650SP純正三つ又カバーを加工して装着。サイドリフレクターと相まって、旧車感を醸し出す。
ハンドルバーは同店オリジナル・スリーティーバー。アメリカンな雰囲気を高めている。
フューエルタンクは純正ナロー。ペイントは純正風だが、ロゴを反転させる“遊び”が◎!
純正シートをベースにアンコ抜き&表皮張り替え。マシンのイメージを決定づけるディテールだ。
サイドカバーには「SR Special」の文字。そう、ヤマハの和製アメリカンといえばスペシャル=SPだ!!
シンプルかつ高性能なマフラーとして、今なお厚い支持を集めるのがスーパートラップだ。
キャブレターにはFCRφ39をチョイス!見た目は古くても、性能はキッチリと求める姿勢に好感が持てる。
リアホイールはXS250SP純正を流用。サイズを16インチとしながらも、違和感のない仕上がり!
Custom Spec
エキゾーストパイプ:ワンオフ/サイレンサー:スーパートラップ/キャブレター:FCRφ39/ハンドルバー:スリーティーバー/メーター:純正SP/シート:純正ワンオフ張り替え/フューエルタンク:純正ナロー・オリジナルSPデザインペイント/フロントフェンダー:純正19インチ用/フロントホイール:純正キャスト19インチ/リアホイール:XS250SP純正流用/前後タイヤ:DURO アドラード/カムシャフト:ヨシムラ製ST-1/ピストン:ワイセコφ89/シリンダー:純正ボーリング ……etc.