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2018.04.09

ORANGE BOULEVARD/YAMAHA SR400/No.126

ORANGE BOULEVARD/YAMAHA SR400/No.126

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取材協力:オレンジブルバード
写真:井上 演
※2015年10月27日の記事を再編集しました。

 

ローバーミニの“オールドイングリッシュホワイト”を
意識した美しいカフェレーサー!

カフェレーサーを得意とするオレンジブルバードが作り上げたのは、じつに美しい一台である。もともとリタマンクスタンクにシングルシート、さらに50sフライスクリーンを装着していたとのことで、ライト周りの作業中にオリジナルOMCハーフカウルを仮付けしたところ、オーナーが気に入って装着したという。その結果、ますます完成度を高めたマシンの、その詳細を見ていこう。

フューエルタンクはアルミの素材を生かしつつも、メインカラーにブリティッシュカフェレーサーらしさを増幅させる“オールドイングリッシュホワイト”を採用しており、ハーフカウルも同色をペイント。カスタムビルドにおいてペイントは、マシンの良し悪しを左右する最も重要なポイントであることは、当サイトで何度も伝えたとおり。このマシンもやはり、外装カラーやグラフィックデザイン、そしてそのクオリティに十分こだわっていることがよく分かる。

スタイリングだけでなく、走行性能もアップさせている点も見逃せない。リアサスペンションはもちろんのこと、フロントインナースプリングにもオーリンズを採用し、フロントのブレーキキャリパーとマスターシリンダーにはブレンボをチョイスしている。クラシカルな雰囲気を大切にしつつも、純正を上回る走行性能をが与えられているのである。また、エンジンに目を移すと、排気量はあえて400ccのままでオリジナル・ヘビーフライホイールを装備。乗り味を変えることで、単気筒の楽しさをより向上させている。

美しさを追求しつつ、走りの面でも決して妥協はしない。これぞカフェレーサー……そう言える秀作である。


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トップブリッジはダブルエム製で、ハンドルバーはマグラ。さらにスミスタイプメーターなど、見どころの多いハンドル周りである。

 

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アルミタンクはスティンキー・タイプ10。ブリティッシュカフェらしさを増幅させる“オールドイングリッシュホワイト”がポイントだ。

 

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シートもスティンキー製をチョイス。マシン全体にまとまりの良さをもたらす組み合わせだ。

 

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CRキャブによって走りの楽しさとルックスのアップを両立させている。

 

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エキゾーストはティーポBを装着。メガホンタイプのスポーティな造形がGOOD!!

 

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電装ボックスはダブルエム製。ブリーザーケースがエンジン周りを演出する。

 

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リアサスペンションにはオーリンズE36Pをチョイス。ちなみにフロントインナースプリングもオーリンズだ。

 

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スプロケットカバーなど、細かな箇所にも抜かりはない!

 

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Custom Spec
エキゾーストパイプ:moto tipob/サイレンサー:moto tipob/キャブレター:CRS 38φ/エアクリーナー:WM 網付ファンネル/その他:OMC オイルキャッチタンク/テールランプ:LUCASタイプ/ウインカー:OMC/電装ボックス:WM/電装その他:スパークアシスト・パワーケーブル等/ハンドルバー:MAGURA/トップブリッジ:WM/ミラー:BUMM/スピードメーター:smith type/タコメーター:smith type/ハンドル周りその他:たこつぼ他/Fブレーキキャリパー:brembo 40mm/Fディスクローター:sunstar 320/Fマスターシリンダー:brembo 16*18/シート:stinky type.3/ステップ:posh/フューエルタンク:stinky type.10/フロントフェンダー:stinky/リアフェンダー:WM/フロントカウル:OMCハーフカウル/フロントフォーク:ohlins (インナースプリング)/リアサスペンション:ohlins E36P/Fホイール:aklont(リム幅:2.15/径:18inch)/Rホイール:aklont(リム幅:2.50/径:18inch)/Fタイヤ:accolade AC01/Rタイヤ:accolade AC02/摩擦式ステムダンパーノブ/エンジン:OMC ヘビーフライホイール ……etc.

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