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カスタムマシン
2021.09.30

New Gate/1999 YAMAHA SR400 “Vintage Norton Custom”/No.188

New Gate/1999 YAMAHA SR400 “Vintage Norton Custom”/No.188

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取材協力:ニューゲート
文:佐賀山敏行

※2016年8月12日の記事を再編集しました。

プロならではの細かな加工が絶妙な車体バランスを生み出す!

まさに「星の数ほど……」といっても過言ではないほど、数多く発売されているSR用カスタムパーツ。それらを駆使すればカフェレーサーであろうがチョッパーであろうが、だいたいのスタイルが作れてしまうのがSRのすごいところ。しかし、パーツのマウント位置や角度など、ちょっとしたポイントをさらにこだわれば、マシンはより優れたバランスを見せることとなる。そんな絶妙な1台を作り上げたのが、岩手県のニューゲートだ。

カスタムのコンセプトはペットネームからも分かるとおり、ノートンES2などの「ビンテージ・ノートン」。フレームはあくまでも純正をベースとし、ヘッドライトやシート、前後フェンダーといったポイントを変更。もちろん先述のとおり、既成パーツをそのまま取り付けるのではなく、ヘッドライトやメーターは取り付け位置と角度にこだわり、シートやフェンダーは当時の雰囲気を再現するべく、追加工にバランス取りが行われている。

そこまでこだわったカスタムが施されていながら、フューエルタンクは純正がベースになっている点も面白い。このマシンはあくまでもSRであることを主張しつつ、同時に高いビンテージ感をも醸し出しているのだ。また、店名をアレンジしたペイントも洒落が利いていて秀逸!

決してポン付けだけでは出せない雰囲気は、まさにプロの技だから為せるもの。細かなこだわりが、大きな差を生み出すという好例だ。

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