取材協力:シングルビッグケイ
写真:編集部 文:佐賀山敏行
※2016年10月31日の記事を再編集しました。
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SRフリークの心を掴んだ、“かゆいところに手が届く”パーツ展開と希少な初期型モデルを使ったデモマシンで人気のシングルビックケイ。この度、同社のデモマシンがさらにバージョンアップを遂げた! それがここに紹介するマシンだ。
ベースは1978年式SR500、つまり最初期型のSR500である。最近ではプレミアムがついて、高値で取引されることも多い同モデルを惜しげもなくフルカスタム! 前後ホイールを17インチ化し、オリジナルスイングアームやヨシムラ製フルアジャスタブルリアサスペンションを装着。クラシカルなフォルムのなかに軽快感を作り出すことに成功している。
エンジンは純正ながら、タペットカバーにブローバイ取り出しアダプターなど、細かなポイントにオリジナルのジュラルミン削り出しパーツを多用。ほかにもオイルホース用放熱フィンはチタン製オリジナルで、高級感と機能性をうまく両立させたパーツ展開は流石のひとこと。FCRキャブレターとオーバー製マフラーによるレスポンスの良さが期待できるセッティングも見逃せないポイントだ。
初期型のイメージを崩すことなく、足周りや各部を強化。古めかしさのなかに新しさを感じることのできる1台に仕上げられている。
ハンドルバーは78年式セミアップタイプを装着。180kmフルスケールスピードメーターにも注目したい。
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フロントホイールは17インチ。ブレンボ製キャリパーを使ったダブルディスクブレーキによって、スポーティーな雰囲気をおおいに盛り上げている。
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シートはあんこ抜きを施すことでカスタム感をアップ。純正をブラックアウトしただけかに見えるウインカーは、じつはLED化されているという。
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エンジン周りは要注目のポイント。同社のパーツがふんだんに使われている。
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スイングアームはオリジナル・タイプ2を装着。17インチホイールと相まって、古さを払拭するイメージを作り上げる。
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Custom Spec
エキゾーストパイプ:OVERチタン/サイレンサー:OVERチタン 排気調整可/キャブレター:FCR41/singlebigkインマニホールド/singlebigkオイルキャッチタンク(チタン)3WAY/ブローバイメッシュホース/ヘッドライト:流用LEDバルブ/テールランプ:流用LEDバルブ/ウインカー:流用LEDバルブ/電装ボックス:singlebigk電装トレイ/ハンドルバー:78セミアップ/ミラー:流用/スピードメーター:流用180kmフルスケール/タコメーター:流用/スイッチボックスル流用/TOMAZZERIスロットルホルダー/TOMAZZERIクラッチホルダー/Fブレーキキャリパー:ブレンボ(singlebigkキャリパーサポート)/Fディスクローター:サンスター320mm(singlebigkディスクロータースペーサー)/Fブレーキホース:メッシュホース/Fマスターシリンダー:ブレンボマスターシリンダー(ラジアル)/Rブレーキについて:singlebigkブレーキアーム(アルミ削り出し)/singlebigkダブルディスクキット/シート:あんこ抜き/フロントフェンダー:ワンオフ/singlebigk初期型ステッカー/singlebigkフロントフォークブーツ(丸形)/singlebigk(ジュラルミン削り出し)ステムキット/スイングアーム:singlebigkスイングアーム(type2)/Fホイール:エクセル(リム幅:3.00/径:17inch)/Rホイール:エクセル(リム幅:4.00/径:17inch)/Fタイヤ:バトラックス BT39(サイズ110/70)/Rタイヤ:バトラックス BT39(サイズ 140/70)/YOSIMURA フルアジャスタブルサスペンション/singlebigk真鍮フロントフォークキャップ/STDエンジン78重クランク/singlebigkタペットカバー(ジュラルミン削り出し)/singlebigkオイルフィルターカバー(ジュラルミン削り出し)/singlebigkブローバイ取り出しアダプター(ジュラルミン削り出し)/singlebigkアンダーガード/singlebigkオイルライン分配アダプター(ジュラルミン削り出し)/singlebigkメッシュオイルホース/singlebigkカムチェーンカバー(真鍮)/singlebigkオイルレベルゲージ(ジュラルミン削り出し)/singlebigkオイルホース用放熱フィン(チタン)/singlebigkエンジンガード/singlebigkエンジンマウント/singlebigk大型ジェネレーターカバー(フィン付き)スプロケットカバーセット/ワイドキックアーム ……etc.