ショップHP:オレンジブルバード
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このマシンでは純正らしさも十分に残されており、スタイリングの要であるフューエルタンクは純正を採用。フレームも無加工で使用することで、全体にSRらしさを色濃く残している。
また、前後フェンダーを始め、アルミパーツを多用しており、ブラックアウトされた前後リムと相まって、重厚かつクラシカルなルックスに仕上がっている(続く)。
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カフェレーサーを得意とするオレンジブルバードが作り上げたのは、じつに美しい一台である。
もともとリタマンクスタンクにシングルシート、さらに50sフライスクリーンを装着していたとのことで、ライト周りの作業中にオリジナルOMCハーフカウルを仮付けしたところ、オーナーが気に入って装着したという。その結果、ますます完成度を高めた(続く)。
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マシンのスタイリングを決定づけるフューエルタンクとシングルシートは共にスティンキー製をチョイス。
さらに、アルミ製のショートフェンダーや電装ボックスなど、随所にクラシカルなパーツをふんだんに使うことで、ヨーロピアンカフェレーサーらしいトラディショナルなルックスを作り出している(続く)。
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ルックスだけでなく、パフォーマンスもアップしているのがオレンジブルバード流。キャブレターはFCRで、排気量は510ccにアップ。さらにカムシャフトにはヨシムラ製ST-1を投入することで、パワフルな走りを実現している。
ヘビーフライホイールによる重厚な乗り味も見逃せないポイントだ(続く)。
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オレンジブルバード オリジナル・ビキニカウルにはブラックアウト加工が施され、ヘッドライト消灯時(ON/OFF選択が可能)にはカウル全体が黒くなるようになっている。さらにフロントウインカーにはバーエンドに装着。
そしてリア周りに目を移すと、テールランプやウインカーはエンドループに配置されている。こうして完成した車体は、当時では実現できなかったであろう技術やセンスを駆使しつつ、まるで50年以上前のサーキットを走っていたかのようなルックスを再現しているのだ(続く)。