取材協力:ベリーバッズ モーターサイクル
写真:編集部 文:佐賀山敏行
※2016年12月15日の記事を再編集しました。
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パフォーマンスをきっちりと追求し、スピード感を演出したスタイリングはレーシーながらも、その匂いはサーキットではなく、あくまでもストリート……ベリーバッズが作り出すマシンに共通するのは、熱狂的なスピードとストリートスタイルの融合だ。ここに紹介するSRもまた然り。
フレームやフロントフォークはストックとしつつ、フロントブレーキにスイングアーム、リアサスペンションなどのパフォーマンスをアップ。排気量を522ccとし、さらにキャブレターにFCRを採用することで、バランス良く走行性能を向上させている。
注目すべきは、やはりルックス。フューエルタンクは純正をベースにエグリ加工を施して、SRであることをアピールしつつも、このマシンならではの個性を高めている。フューエルタンクとイメージを同じにしたワンオフシートカウルも、マシンの独自性を強めるポイントといえよう。モトガジェット製スピードメーターやオリジナルフルエキゾーストマフラーなども見逃せい。
マシンシルエットはカフェレーサーながら、決してトラディショナルなものではなく、ベリーバッズらしさに溢れている。ビルダー独自のセンスが光る1台である。