取材協力:改華堂カスタムサービス
写真:編集部 文:佐賀山敏行
※2017年5月12日の記事を再編集しました。
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「ミティース」と呼ばれるカスタム手法をご存知だろうか? 有名なところでは、ノートンのフェザーベットフレームにトライアンフの空冷バーチカルツインエンジンを搭載した“トライトン”があるが、近年、ノーントンフレームにハーレーのアイアンエンジンを搭載した“ハートン”や、ホンダの空冷4気筒エンジンとトライアンフのフレームを組み合わせた“トランダ”など、ミティースカスタムを精力的に作り出しているのが、愛知県小牧市に拠点を置く改華堂だ。そしてここに紹介するのが、同店がリーズナブルに乗れる「本物のチョッパー」としてリリースした1台である。
同店代表・小川さん曰く、その狙いどころは「オールド・トライアンフのフレームにボルトオンのリアセクションと中古のヤマハ純正足周りを使用することで、低価格で提供できるが安物ではない、本物のカスタムバイク」とのこと。トラアインフ・チョッパーに乗りたいが、値段が高すぎるという難点を克服するため、トライアンフの骨格を活かしつつも、コストダウンをするためにエンジンにはSRを採用。結果、クールなマシンが完成したというわけだ。