取材協力:エキセントリックモーターサイクル
写真:編集部 文:佐賀山敏行
※2017年7月26日の記事を再編集しました。
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一般的なSRカスタムとは一線を画し、独自のセンスと高い技術によって注目を集めるのが、埼玉県に拠点を置くエキセントリックモーターサイクル。ここに紹介するのは、同店のスキルの結集ともいうべきチョッパーで、昨年、各地で行われたカスタムショーで話題をさらった1台だ。
注目すべきは……全体のバランスも細かなディテールも、まさにすべて!
フレームとフューエルタンクは一体化され、スムージング加工による一体感とstupid crownによるペイントは見事のひとこと。リアセクションは同店が得意とするソフテイル仕様となっており、オールドスクール感を前面に押し出しつつも、乗り心地は決して悪くはない。ほかにもラズルダズルによるワンオフシートやテールランプ&ウインカーのチョイス、直立したエンジンやロングファンネル、シート下に設置されたオイルタンクなど、本当に「見どころしかない!!」といっても過言ではないのだ。
ビルダーの大西さんが掲げたコンセプトは「60’sショーカスタムマシン」。チョッパーが最も華やかだった頃のショーマシンをSRで再現することを目標に、「ハーレーやトライアンフと並べても見劣りしない、SRで最高峰のオールドスクールマシンを目指した」とのこと。果たして、その目論見は成功し、昨年は多くのカスタムフリークをうならせた。
その素晴らしい1台を、あえて期間を置いて、いま一度SRタイムズ読者に知らしめたい……。