取材協力:フレークス
写真:井上 演 文:小川伸晃
※2018年01月06日の記事を再編集しました。
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スピード感を意識したカスタムと、ハイクオリティーなペイントを得意とするフレークス。以前に製作したアメリカンカフェレーサーの色違いという今回のマシンは、そんな同店の特徴が存分に反映された1台となっている。
特筆すべきは、何と言っても思わず目を引く鮮やかなカラーリングだ。外装類はもちろん、フレームやスイングアームに至るまで、余すところなくピンクのキャンディフレーク塗装が施されており、見る者を圧倒する存在感を放っている。さらにタンク上部やシートカウルにはエアブラシによって迫力あるグラフィックが描かれており、ペインターとしても名高い同店代表・佐藤さんの技術とセンスを十分に堪能できる仕上がりとなっている。
ペイント以外に目を向けると、スタイリングの要であるフューエルタンクとシートは、フレークスのカフェレーサーではおなじみの純正エグリ加工タンクとオリジナルTTシートの組み合わせ。これにより、従来のカフェレーサーとは一線を画したワイルドで攻撃的なフォルムを作り出している。また、カムシャフトはヨシムラのST-1、キャブはCRキャブに換装されており、走りの点においても抜かりはない。
キャンディフレークペイントが生み出すインパクトとオリジナリティあふれるスタイリング、そして高い走行性能という、3拍子揃ったフレークス製作のSR。同店の個性が随所に光る、ストリートで目立つこと間違いなしの1台である。