取材協力:モーターサイクルズ バーン
写真:編集部 文:小川伸晃
※2018年01月09日の記事を再編集しました。
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オールドスクールやフリスコ、ロングフォークなど、様々な派生カスタムが存在し、ストリートでも高い人気を博しているチョッパースタイル。SRにおいてはシングル特有の単純な構造とナローな車体を生かしたコンパクトチョッパーが主流だが、そんな同スタイルを得意とするのが、お馴染みモーターサイクルズ・バーンだ。
シートレール加工や前後ホイール換装、前後ローダウンによるチョッパーらしい三角形のシルエットなど、ツボを押さえたお手本のような今回のSRだが、もっとも注目なのがカラーリングだ。外装類をはじめ、前後ホイールやエンジン、ブレーキキャリパーに至るまで効果的にブラックアウトすることで、全体の印象を引き締めている。同時に、ブラックのパーツと電装ボックスなどの金属パーツが絶妙なコントラストを生み出し、結果、コンパクトなシルエットながらも重厚かつ精悍なイメージ作りを成功させている。この高いバランス感覚は、長年SRチョッパーを作り続け、これまで多くのマシンを世に送り出してきたバーンだからこそと言えるだろう。
コンパクトチョッパーというジャンルの中でも、きっちりとショップのオリジナリティを打ち出したモーターサイクルズ・バーン。同店が作り出すSRチョッパーは、もはや職人芸の域に達したといっても過言ではない。