取材協力:モーターガレージグッズ
写真:編集部 文:小川伸晃
※2018年02月01日の記事を再編集しました。
—
加工なしで装着できるボルトオンパーツは、その手軽さから多くのカスタムユーザーに利用されている一方、既製品であるゆえ、カスタムにおいて「自分だけのオリジナリティ」を出しづらいという意見もある。しかし、カスタムビルドにおいて大切なのは全体のバランスであり、ボルトオンパーツ中心でもその組み合わせによって、十分に存在感あるマシンを作り出すことができる。そんな考えを実際にカスタムで証明したのが、豊富なパーツ展開を誇るSRカスタムシーンの雄・モーターガレージグッズだ。
ストリートで未だ根強い人気を誇るトラッカースタイルにカスタムされたこちらのSR。フューエルタンクこそ純正をチョップ加工したものだが、シートやマフラー、ハンドル周り、灯火類に至るまで多くがボルトオンパーツで構成されている。加えてSRカスタムでよく見られるシートレール加工もなし。それでいてここまでの完成度を誇るのは、同店がこれまで培ってきた技術と経験、何よりセンスの賜物だろう。全体のブラックとホワイトの鮮やかなコントラストも、マシンのオリジナリティとトラッカーらしい軽快さを高めるのに一役買っている。
ボルトオン・カスタムのお手本と言うべき、みごとなフルカスタムマシンを作り上げたモーターガレージグッズ。カスタム初心者はもちろん、上級者も参考になる、じつに見どころの多い1台である。