※2018年04月06日の記事を再編集しました。
SRカスタムシーンにおいて根強い人気を誇るチョッパースタイルだが、チョッパーがボバースタイルから生まれたことは当サイトの読者ならもちろんご存知だろう。ではボバーからチョッパーへと移行する時代のカスタムはどんなものだったのか、そんなカスタムの歴史をSRで表現したのが2%ERだ。
「60年代後半のボバーからチョッパーへの過渡期」をイメージして製作されたという今回のマシン。フロントフォークは10cmフォークジョイントによってロング化され、リアのローダウン化と相まってチョッパーらしい三角形のシルエットを獲得。個性的な形状&取り回しのフィッシュテールマフラーやシッシーバーなど、オールドスクールチョッパーの特徴をみごとに押さえている。一方ハンドルはボバーらしいドラッグバーに換装。加えてシートはソロサドルシートと、こちらもボバーらしいパーツチョイスとなっている。
ボバーとチョッパー、両スタイルの特徴を押さえつつ、独自のセンスによってバランスよく仕上げることで、新しいスタイルを生み出した2%ER。60年代後半のカスタムシーンに精通する同店だからこそ出来た、意欲的な1台だ。